本物の国宝を間近で見る。
不思議に胸が熱くなり、興奮している自分が居ました。
大田原市の「雲厳寺」からの帰路。
来る途中、気になった場所に立ち寄ることにしました。
ナビに史跡マークと共に「那須国造碑」と記された場所。
「那須国造碑」といえば、国宝に指定されている日本三古碑のひとつ。
レプリカを栃木県立博物館で拝見したことがある。
こういう場所に碑が建てられていたのか・・・。
「笠石神社」
この神社の御神体として「那須国造碑」は祀られていました。

飛鳥時代に建てられた碑。
野ざらしになっていた碑を徳川光圀が碑堂を建立し保護したもののよう。

一段上がった場所に建てられた碑堂。
もちろん鍵がかかって中の様子は伺えない。
参拝し帰ろうとした時に、一枚に看板が目に飛び込んできました。

「国宝 那須国造碑 拝観ご希望の方 社務所まで」
えっ?拝観できるの??

なんと2~30分社務所前で詳細な説明を聞かせて貰った後、碑堂に収められている「那須国造碑」を間近で拝観できたのです。千三百年以上前に花崗岩に刻まれた一字一字が美しく、浮かび上がってきます。
有料(500円)ですが、是非一度は本物を見て頂きたいです。(写真NG)

笠石神社から車で一分足らず。
「大田原市なす風土記の丘湯津上資料館」に立ち寄りました。
入場料大人100円。
「那須国造碑」のレプリカを中心とした展示がされていました。

ここに車を停め、周囲にある古墳も見て行こう。
円墳、前方後方墳、そして前方後円墳。
5世紀頃に作られた古墳とのこと。

一段と大きな「下侍塚古墳」。

徳川光圀の命により、発掘調査されたことでも有名な古墳。
出土品は絵図に記録後松板製の箱に収め埋め戻され、墳丘の崩落を防ぐために松を植樹し保全整備が行われました。

現代では海岸沿いに大都市が形成されていますが、世界四大文明同様、川沿いに都市が形成されたのですね。
この古墳群はまさに那珂川の賜物。当時の人々に想いを馳せる・・・。
気持ちいい休日を過ごすことが出来ました。
〇「笠石神社」住所:大田原市湯津上430
電話番号:0287-98-2501
大田原市観光協会HP〇「大田原市なす風土記の丘湯津上資料館」住所:大田原市湯津上192
電話番号:0287-98-3322
公式HP
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