シラスウナギの不漁がたびたび報道されています。
今年の夏は数年前のように、うな重の値段が「うなぎ登り」になりそうな予感・・・。
今のうちに食べておかないと!!
そこで向かったのは、1912年創業日光市今市の老舗鰻屋「魚登久」。
話しはよく耳にしていたのですが、お邪魔するのは初めて。
建物が建ち並ぶ旧今市の街なかですが、周囲に専用駐車場が確保されています。

あれ?暖簾が二つかけられている。
どちらの暖簾をくぐったらいいのかな?

左手は「別館 うなぎのねどこ」と書かれた表札が。
あとでホームページを確認すると、「和洋5部屋のプライベート空間。(2名~25名様)ご家族やお友達とのご会合に是非ご利用ください。」と紹介されていました。

おっ!
ウナギ桶を縦に積み重ね、上から水を流し養生している。

水は自慢の井戸水のようです。

あまりにも美味しそうで、井戸水を味わってみたい衝動にかられました。

本館に入り、案内されるままテーブル席に。
平日の13時過ぎと言うことで、ゆっくり食事を楽しむことが出来ました。

お茶が無くなると温かいお茶を注いでくれる。
この日は寒い場所でウスラウスラしていたので、体が温まりありがたい。
メニューを拝見。
ウナギ料理以外にも、様々な料理が頂ける様子です。

「うな重」3850円(税込)を注文。
まさに大人の贅沢!!
店内を見渡すと、「静岡県吉田町川尻」の国産ウナギを使用している模様。
今市の水でしめ、紀州備長炭で焼く。想像するだけでワクワク。
その下に書かれていた「元祖 名物 塩うなぎ」も美味そうだ!!

香の物と小鉢が最初に。
緑茶と共に頂く。
その間も今まさに焼いているだろううなぎのことが、頭から離れない。

と、妄想にふけっていると朱色のお重が運ばれてきました。
ついに魚登久のうなぎが頂ける!!
蓋を開ける前に心を落ち着かせようと、写真を一枚。

パンパパーン!!
蓋を開けた瞬間、タレの香りが舞い踊る。ともに踊り明かしたい気分。
つやつやと光り輝くうなぎのかば焼き。見ているだけでご飯一膳食べられそう。

ふっくらとしたうなぎは、脂も乗って肉厚。
絶妙な焼き加減で、脂もしつこくなく気持ちよく頂ける。
タレは甘くなくサラリとしている。
かすかに日本酒の香りがして、食欲を誘います。

一心不乱に食べ続け、あっという間に食べきっていました。
米粒ひとつ残さない。

やっと気持ちが落ち着いた。
おもむろに椀のふたを開け、肝吸いを頂く。
肝に生臭さがはまったくない!!焼いて食べても美味いだろうな~。
あっ、そこに日本酒があったら、さらに最高じゃない・・・。
また妄想が始まってしまいました。

食後にほうじ茶とバニラアイスを頂きご馳走様でした。
どんな値段になったとしても、夏の土用の丑の日にはたくさんのお客さんで賑わうことでしょうね。
〇「魚登久」住所:日光市今市467
電話番号:0288-21-0131
定休日:月曜日、第三日曜日
営業時間:11時30分~14時、17時~21時
公式HP、
栃ナビHP
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