茶を楽しむ文化。
IT化された現在でも、世界各地で大切に継承されています。
カワチ薬品今泉店近く、柳田街道から一本住宅地に入った場所にある「中国名茶房 茶縁」。
街なかで、そしてJR宇都宮駅西口の商業ビルにも店舗があったの覚えている方も多いはず。
現在は宇都宮市中久保にある古民家で営業をしています。

知らない地域に足を踏み込むのは躊躇するもの。住宅街ならなおさらです。
でも今はグーグルマップという便利なもので、事前学習はバッチリ。
お店から西に30mの場所にある専用駐車場も確認済みでしたので、心に余裕を持ってお邪魔できました。

引き戸を開けると、生まれ育った昔の我が家を思い出しました。
木製サッシ越しに、先日の雪で趣きを増したお庭が見える。
癒される空間が広がっていました。

こちらでは中国茶を頂くことが出来ます。
どれも聞いたことがないお茶ばかり。
女性スタッフが、丁寧に説明をしてくれますのでご安心を。

お茶の準備が出来るまで、店内をゆっくりと見ませて貰いました。
一番奥の部屋には水屋があったので、茶室として使われていたのかも。

テラスでもお茶が楽しめるみたい。
さすがに今は寒そうですが、暖かくなったら南の風が茶をさらに美味しくさせることでしょう。
雨音をBGMにしてお茶するのも良さそう~。妄想が広がります。

正倉院展にいるような気分にさせられる、床の間がある部屋でお茶を頂きました。

茶器が運ばれてきました。
茶葉が入っている急須にお湯を。
茶海に移した最初のお茶は、急須に外からかけて捨ててしまう。急須を温める役割もある様子。

茶葉が開いたところで、次が本番、一番茶。
ここでは香りを楽しむのだそうです。
二番茶、三番茶で茶の旨味を堪能できるとのこと。

私が頂いたのは「台湾の最」980円。
まさに上質な烏龍茶の香りと味わい。数杯飲んでも渋みは感じない。
Kは「東方美人」880円
サッパリした旨味、ほのかに甘みも感じる。
Aは「金駿眉」980円。
これは中国の紅茶。香りが強く味わいも濃い。こちらはガラスの器で頂きました。
何杯でも楽しめるように電気ポットと水差しが。
結果、何杯飲んだのか・・・。寛ぎ過ぎてメモするのを忘れました。

お菓子200円も頂きました。
黒糖羊羹となつめ。グリーンピースのお菓子。
このような姿のなつめを頂くのは初めて。杏子のような味わいでした。

お店の方との会話も花咲き、お茶に関する意外な事実も教えて頂きました。
中国で一番飲まれているお茶は、烏龍茶やプアール茶ではなく「緑茶」なんだそうです。
代表的な緑茶「龍井茶(ロンジンチャ)」。
特別に茶葉を見させて貰いました。あれ?ずいぶん日本の緑茶と違って葉が大きい。
渋みなどがなく、甘みがある緑茶なんだそうです。

のんびりした後は、中国茶を買って帰ろう。
棚にはズラリと中国茶が並びます。

茶器も売っていますので、興味がある方は是非!!

ネーミングが可愛らしい「百合仙子」と砂糖氷も入った「八宝茶」を買い求め、お店を後にしました。
〇「中国名茶房 茶縁」住所:宇都宮市中久保1-9-5
電話番号:028-616-8889
定休日:水曜日、臨時休業あり(2018/2/10お休み)
営業時間:10時30分~17時
公式HP、
栃ナビHP
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