真岡市の街なかにある「久保記念観光文化交流館」内に、美味しいイタリアンのお店があると耳にしました。
「記念」「観光」「文化」「交流」というキーワード満載の施設に併設しているらしい。
どの辺にあるのか見当もつかず・・・。ナビに住所を打ち込み車を走らせました。
まもなく目的地。
あっ、ここは!!
真岡市の話題のスポット、「
門前エリア」のすぐ近くにあり気になっていた施設でした。
かつて料亭や芸者置屋が建ち並ぶ花街として栄えた「門前エリア」。
現在はレトロな街並みが魅力と、お洒落なお店が建ち並ぶエリアとして注目されています。
明治、大正期の貴重な建物が建ち並ぶ。
まるで映画の舞台に紛れ込んだ気分です。

時計はすでに13時を回っている。
見学は後回しにして、ランチを楽しもう~。見取り図を頼りに奥に進みました。

お土産などが売られている「観光物産館」。
物産館に併設する形で、お店を発見。

「トラットリア ココロ」
オトワレストランで腕を振るっていたシェフが独立開業したフレンチをベースとしたイタリアン。

10月29日で3周年を迎えたお店。
歴史的な建物を窓越しから眺めながら、食事が楽しめます。
奥には個室もある様子。
ベビーカーに小さなお子さんを乗せたママさん達が奥に入って行きました。
ママさん達にはありがたいことでしょう。

カフェコーナーもあり、気軽にコーヒー一杯から楽しめます。

ランチは1400円と2400円(ともに税込)
数種類のパスタやリゾットから選べます。
せっかく遠出したので、前菜やメインが楽しめる「ランチコース」2400円。
面白そうなパスタが並び、迷いに迷ってコレに決めた!!

まずは「前菜盛り合わせ」
大皿にギッチリ。地元の野菜を使った彩り美しい料理が並びます。
「黄人参のラペ」「大根サラダ」「白身魚のエスカベッシュ」「キャベツのクリームチーズ和え」「赤キャベツのマリネ」「蒸し鶏」「長ネギのマリネ」
甘い、酸っぱい、彩り同様味覚も変化があって楽しい。
どれも柔らかく優しい味付けで疲れない。

「自家製フォカッチャ」と「カブの温かいスープ」も別皿で。
上品な味わいで、優雅な気持ちにさせてくれました。

パスタは「カルボナーラ~燻製の香り~」をチョイス。
ランチタイムだからか、通常より細めのパスタを使用。
茹で加減が見事。ちょっと硬めのアルデンテ。
あれ?燻製の香りはしないじゃない・・・と思いながら一口。
わっ!口の中で燻製の香りが広がる~。
アプローチの仕方が通常のイタリアンのお店と違うので、もっと色々なパスタを食べてみたい!!

メインはお肉料理「豚肩ロースのプレゼ クスクスのソース」をチョイス。
美味しそうな香りに誘われ、性急にカメラを向けたのでピンボケしていてすみません。
とろけるような豚肉。ソースにクスクスを入れるなんて実に面白い!!

ドルチェミスト「ティラミス」「和梨のジェラート」「ショコラシフォンケーキとマロンクリーム」

深い苦みのエスプレッソでご馳走様でした。
途中でも書きましたが、私がよく知るアプローチとは違う料理。
新鮮な気持ちで美味しく頂けました。もっと色々な料理を食べてみたいと思わせてくれる料理人さんでした。
〇「Tarttoria Cocoro(ココロ)」住所:真岡市荒町1105-1 久保記念観光文化交流館内
電話番号:0285-84-8008
定休日:火曜日
営業時間:11時30分~14時(L.O)、17時~20時(但し、土日祝日のランチタイムは14時30分L.O)
栃ナビHP
お腹が満たされたところで・・・。
「久保記念観光文化交流館」を見させて貰おう。
ちなみに、駐車場も入館料も無料です。

ひとつひとつの建物が、実に表情豊か。
明治、大正、昭和、古き良き時代を知る生き証人のよう。

メインの建物「久保記念館」に入ってみよう。
明治40年に建てられ、「日本銀行宇都宮代理店真岡出張所真岡支金庫」として使われていたとか。
その後「久保邸」として使われ、当時の応接セットも展示。

箪笥階段を登った先には・・・。

真岡市ゆかりの美術評論家、久保貞次郎氏(1909-96)の残した書簡や写真などを展示した「久保資料館」になっています。
また久保家から寄贈された「久保コレクション」などを展示している「美術展示館」も無料公開中です。

〇「久保記念観光文化交流館」住所:真岡市荒町1105-1
電話番号:0285-82-2012(真岡市観光協会)
休館日:火曜日(祝日の場合は開館、翌日休館)、年末年始(12/29~1/3)
開館時間:9時~18時
公式HP
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