11月3日19時からフジテレビで放送が始まった「
モノシリーのとっておき〜すんごい人がやってくる!」古舘伊知郎さん司会の情報バラエティ番組です。
初回放送で最初に紹介されたのが、日本一の魚屋さん「沼津松本」店主の松本秀樹さん。
高級料亭や寿司屋さんにのみ流れ、店頭に並ばない最高級の魚を取り揃えている魚屋さんなんだそうです。
良い魚の見分け方や今が旬の魚を紹介。
鹿児島出水の鯵、兵庫明石の鯛、愛媛八幡浜のシラカワがオススメの旬の魚とのこと。
そして松本さんが人生で一番感動した逸品として紹介されたのは、群馬県館林市の鮨おばなで出すイクラ。
「スゴイ濃い黄身のような味がする」「1つのでっかいイクラを食べたみたいな感じ」と話し、調理方法を教わったのに再現できないという話が放送されました。
ということで、館林にある「鮨おばな」にお邪魔してきました。
宇都宮からは東北自動車道を使えば一時間かからずにお店に到着できます。

人気店ですので、事前予約は必至。
9席のカウンター席、テーブル席、そして個室が用意されています。
一番のお奨めはやはりカウンター。ご主人の話を聞きながら頂くお寿司は格別です。

「漬け込みシャコ」
一品目から驚きの旨さ。食感を残しながらの柔らかさ。絶妙とはこのこと。

つまみ「大根、わかめ」
口をニュートラルにするチェイサー代わりに使わせて貰いました。

「函館の平目」
飴色の身。滑らかな舌触り、モッチリとした身を噛むと甘さがにじみ出る。縁側も圧巻です。

「煮牡蠣」
まるでチーズのよう。八海山の発泡濁りが実によく合う。

「鰆のタタキ」
藁の香りが口の中で弾け満たされる。この感覚を是非味わってほしい。

「茗荷」
お店で漬け込んだ茗荷。口の中をサッパリと。

「鱈の白子」
白子が美味しい季節になったんですね。上質な白子に表情が緩みます。

これらの肴に合わせて、利き酒師の資格を持つ女将さんセレクトの日本酒を頂く。
冷たく、常温、そしてぬる燗で。お酒の特徴に合わせて器も変える。

お忙しい中お付き合いいただいたSさん。
「なぜ館林でお寿司なんだろう~」と不思議だったようですが、
「十数年ぶりに食事で感動させて貰った」とおっしゃっていただきました。

握りに入ります。
その前に、マグロを切り分ける。

この日の鮪は「青森県尻屋、定置網のマグロ」

「明石の鯛」
さっそく日本一の魚屋さん松本さんオススメの旬の魚からスタート。

「コハダ」

「鮪の赤身」
サッパリとした赤身で、香りも美しい~。マグロの味わいがしっかり伝わります。

「中トロ」
言うことない!!口の中でとろけていきます。

「大トロ」
苦手という方も、この大トロは別格。
赤身、中トロは、青森県尻屋でしたが、この大トロは「青森県三厩(みんまや)」。

「スミイカ」
味も濃く、歯ごたえも楽しい。

「カスゴ」
鯛の稚魚、カスゴ。

「しめ鯖」(三陸)
食材もイイのでしょうが、この〆具合・・・抜群です。

「海老丼」
殻と頭から作ったタレをかけて。プリッとした茹で海老も美味いですが、タレも絶品。
大きな丼で食べたい。

「バフンウニ(浜中)」
無添加の雲丹。雲丹本来の旨味を堪能させて貰いました。

「イクラの醤油漬け」
こちらのイクラ・・・松本さんの感想がスンナリ理解できました。
粒じゃないんです。一体となって口の中に溢れだすんです。

「穴子」
あばなの煮穴子。濃厚で〆にピッタリ。

「玉」
美味しいものを頂く。
本当に幸せな気持ちにさせてくれました。
○「鮨おばな」住所:群馬県館林市大手町5-1
電話番号:0276-72-1604
定休日:月曜日、第二・四日曜日
営業時間:17時30分~21時30分(最終入店20時)
但し日・祝日は12時30分~17時(最終入店15時)
- 関連記事
-
コメント