肉をこよなく愛する男がいた。
彼は人気焼肉店の暖簾を16年間にわたり守り続けて来た。
満を持して、2017年5月4日。
独立し自らのお店をオープンさせました。
お店の名前は「牛匠 緒つじ」。
釜川沿い、御橋そばのマロニエセンタービル一階にお店を構えました。

以前のお店と比べると、広々とした店内。
カウンター席、テーブル席、そして10名入れる個室を含め、全50席。
無性に焼肉が食べたくなり、ひとりでお邪魔しました。
「ひとり焼肉」というと「寂しさの代名詞」みたいに扱われますが、意外と需要が多いそうです。
カウンター席と言っても長テーブル。
上部にはどこでもひとり客の対応できるよう、プロ厨房の換気扇がカバーしている。

肉をこよなく愛する男は、枝枯らし熟成という昔ながらの熟成方にこだわった。
しっかり赤身の和牛もも肉に特化。
霜降り肉は胃にもたれて・・・という中高齢者、女性客にも喜ばれる赤身肉。
真空パック化されずに自然に熟成しているもも肉が、保冷庫で眺めることが出来ます。
細心の管理が必要な手間がかかる熟成法。店主は「これが楽しいんです」と。

サッポロ黒ラベル生ビール550円(すべて税別)を一気に飲み干す。
角ハイボール、七本鎗(滋賀・菊の里酒造)とお酒が進む。グラスワインも用意されています。

お通しは「赤身肉」。
焼肉を食べる気満々の私には、嬉しいお通し。
程よい歯ごたえ、噛むと深い旨味が広がる。通常の肉より、味が濃く感じるんです。

メニューを見ると、それぞれのメニューにハーフサイズが用意されているんです。
これを見るだけでも、私のような「ひとり焼肉客」が歓迎されているのを感じます。
色んなメニューにも挑戦できるぞ!!

「特選4種盛り合わせ」1枚4部位 1150円。
「トモサンカク」「シンシン」「イチボ」「ナカニク」
希少部位と言われる肉がズラリと並ぶ。一枚一枚が厚切りで食べ応えありそう。

炭火でじっくり焼いていく。
通常の焼肉店より網がしっかりしており、網目も綺麗に付き食欲を誘います。
絶品の肉たちですが、一番驚かされたのが「ナカニク」。
コリコリとした小気味いい歯ごたえ、濃い味わいが十二分に堪能させて貰いました。
通常だと硬くて焼肉には不向きな「ナカニク」。一ヶ月熟成しているので、ここまでの食感になっているのだそうです。

「レンガ焼き」100g 1290円。
どんなものが登場するかと思ったら、まさにカタマリの状態の肉が。

そのまま網の上で焼き、表面に焼き色を付け、ナイフでカット。
一枚目はレア状態で、その後焼きを強くしていこう。
凄い弾力。まさに肉を頂く醍醐味を味わえた!!
縄文人のDNAが呼び戻される・・・。これは赤ワインにピッタリそう。

「上タン」2枚 620円
肉厚の上タンはなめらかな舌触り。舌と舌とが絡み合う。

最後はガツンと内臓系で〆よう。
「レバー」750円
クサミは皆無。余韻が気持ちよく残る美味しさでした。

胃モタレも無く、実に清々しい朝を迎えました。
赤身肉・・・今の私にはピッタリ。
コースも用意されていますので、次回は個室をお借りして焼肉宴席を楽しもうかな。
〇「牛匠 緒つじ」住所:宇都宮市曲師町4-3
電話番号:028-688-0529
定休日:未定(2017年お盆頃までは無休)
営業時間:17時~24時
公式フェイスブック、
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