東武宇都宮線・西川田駅から歩いてすぐの場所にある「ビステリア メリメロ」さん。
線路沿いの自宅の一部をレストランとして活用、ひとりで厨房からサービスまでこなしている隠れた名店。

座って最初に驚かされたのは、品数の多さ。
ひとりでこれだけの料理を出されるとなると、相当仕込みにも時間と労力がかかるはず。
たぶん「職住接近しているから出来るんですよ」と平気な顔で答えられるんでしょうね。
厨房に立つシェフの表情には、余裕さえ感じさせてくれます。

単品でも注文もOKですが、今回はディナーAコース3500円をお願いすることに。
前菜二皿(冷前菜盛り合わせ+温前菜盛り合わせ)、メイン一皿、デザート盛り合わせ、パン、ドリンク(食前+食後)という内容。前菜は通常メニューのオードブルからも好きなモノをチョイス出来る仕組みです。
まずは食前のドリンク。
コースに口開けの一杯が入っているという試み・・・よく考えられています。
多くの飲食店での悩みというと、「ディナーでお酒が出ない」ということ。飲酒運転は御法度ですので、フレンチを頼んでもお水のみで過ごされる方が多いんだそうです。代行車代も馬鹿になりませんからね。
実は私もこの日連日の新年会が重なっていたのでアルコールは控えて・・・と思っていたのですが、サービスで付いて来るということで、ついついグラスワインを頼んでしまいました。やはり口開けの一杯への敷居が下がっていますので、遠慮の気持ちが消し飛び次のワインへの導火線に火が付いてしまいました。^^;
さすが様々な人気店で修行されてきたシェフ。お客様へのお酒への誘導が上手。言葉ではなくメニューに想いを込めているところも一枚上手です。

案の定、次のワインをオーダー。一本4000円程度で様々なワインを出してくれました。
スッキリとした飲み心地、「TOLLOY SAVVIGNON BLANC 2008」

前菜はお任せの盛り合わせに。冷前菜の盛り合わせをつまみながら、ワインが進みます。
カプレーゼ、和豚のテリーヌ、イナダのカルパッチョ(グレープフルーツ風味)、紅芯大根と生ハム、ブランナード。どれも美味しい

温前菜も嬉しい品々。
キッシュ、真鱈の白子のクロスティーニ、エスカルゴ、手羽先のカリカリ焼き・・・
熱々の品々が心も体も柔らかく癒してくれます。

アルゼンチン・メンドーサの赤ワイン「AGUARIBAY 2009」
フワッと言う余韻が美味しい。

私が頼んだメインは「宮崎産赤鶏と広島産牡蠣の軽い煮込み サフラン風味」+400
外観からでもボリューム感が伝わってきます。鶏と牡蠣の旨味・・・大絶賛です。

ご一緒した方が頼んだのは「骨付き鴨モモ肉のコンフィ」+400円。
こちらも凄い!!

ガーリックトーストも付いてきます。

ここでもう一本の赤ワインにビックリ!!
1998年のみ生産された幻のワイン。アッサンブラージュの天才と呼ばれたジャン マイク ラファージュ入魂のワイン「RAICES 1」。40200本しか出荷されず、ボトルにはロットナンバーも入っている!!
渋みと旨味が絶妙。素晴らしいワインを出してくれて、ありがとうございました。

デザートも盛り合わせも豪華。ここに食後のドリンクも付いてくるのですが、ワインの酔いに撃沈。
素晴らしいワインと美味しい料理の共演。今宵もたっぷり楽しませて頂きました。
○「Bis-t-eria Meli-Melo(ビステリア メリメロ)」住所:宇都宮市西川田本町2-14-11
電話番号:028-659-7120
定休日:不定休 (お越しの際にはお電話での確認をお願いします)
営業時間:11時30~14時(L.O)、18時~21時30分(L.O)
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