若者のファッションも変わるように、時代と共に「高級」「上質」と言われるものも変わっていきます。
2017年1月24日、宇都宮市御幸町にある「レクサス宇都宮北」がリニューアルオープンしました。
日本随一のデザイナー達が作り上げた店舗。工事は五か月近くかかりました。
レクサスブランドが2005年8月、日本に上陸。
既存のショールームとは比べられない「高級感」漂う店舗に度肝を抜かれました。
それが十数年経ち、どんな姿に生まれ変わったのか・・・。
新しいレクサスコンセプトでの店舗リニューアルは、全国で「レクサス宇都宮北」が初。
今後三年間かけて、順次全国の店舗も生まれ変わる計画だそうです。

エントランスから室内まで伸びる木調の天井材。
白と黒のモノトーン基調から、木の温もり感じる柔らかい色調が印象的。

無機質で冷たくさえ感じたインテリアが、石、木、ガラス、布地など素材感溢れたものに変わりました。
あれ?商談用のディスクの仕切りが無くなってる。
開放的で、着座へのプレッシャーも随分軽減されました。

座り心地がよさそうなスイスに本社を持つヴィトラの椅子。
ここでもモノトーンの機能的な家具から、色合い深いデザイナー家具に。

奥に照明が組み込まれ、時間によって昼光色からオレンジ色が混ざった電球色に変わっていきます。
ガラスを慎重に見ていくと、レクサスのシンボル「スピンドルグリル」が描かれているのに気が付きました。
近づいてみると・・・微妙な凹凸が。これでスピンドルを描いていたとは。匠の業だ!!

実は様々なところに「スピンドルグリル」が描かれているんです。
テーブルの脚の部分のスピンドル、柱にもスピンドル、ソファーにもスピンドル・・・

まるでディズニーランドの「隠れミッキーを探せ!!」状態。
テーブルに開けられたコード穴もスピンドル。

一番奥の車を展示していた場所には・・・。
220インチの大型モニターが設置されていました。
新しい試み「バーチャルショールーム」。

2017年4月には専用の「4Kソフト」がリリースされ、鮮明で美しい映像が楽しめるとのこと。
両脇にはボーズのスピーカーが組み込まれ、迫力ある音響も。

ここで2005年当時の写真も付けておきます。(実際撮影したのは、2006年4月)
レクサスデザイナー達が考える「高級」「上質」がどう変わったのか、参考にしてください。

点検や修理で来られたお客さんの待機場所「オーナーズラウンジ」も激変しました。
高級ブランドショップに見間違うような入口に驚かされました。

もう少し近づいてみましょう。
両脇のガラス部分には、器や地球儀などのオブジェ。デザイン性豊かなものが飾られています。

以前は整然と椅子やテーブルが並んでいましたが、座る方の視線を散らしより寛げる空間に。
気分によって座る位置や椅子を変えてみる。違う風景が楽しめます。
イタリアのルーチェプランのシャンデリア。
ポリカーボネート製のフレネルレンズからの柔らかく温もりを感じる光が、室内を照らします。

中央の円卓にはコンセント。
これで待ち時間に、携帯電話の充電なども便利ですね。
香りも演出されていて、リラックスできる環境が整っています。

奥にオーナーズラウンジが広がりました。

ショールームと言えば観葉植物。
しかし葉物の植物は皆無。その代わり様々な場所に多肉植物が設置されています。
メンテナンスフリーも考え込まれています。

以前は窓もない暗い場所にキッズルームが配置されていましたが・・・。
明るく開放的なスペースに。これで小さなお子様連れも安心ですね。

正面の商談テーブルに仕切りも無くなったことで、開放感は生まれました。
でも落ち着いて商談したいという方には・・・。奥に続くホテルのような通路。

ここには商談用の個室。

そして納車式などで使う応接室も新設されていました。

こちらも2005年オープン当時のオーナーズラウンジ、商談用ディスク、キッズルームの写真を添付しておきます。

新しく生まれ変わったレクサスのショールーム。
日々の小さな変化は気づきずらいものですが、十数年前と比べると価値観も大きく変わったのだと感じました。
さりげなく置かれているインテリア、小物達に心奪われました。
〇「レクサス宇都宮北」住所:宇都宮市御幸町84
電話番号:028-613-2335
定休日:月曜日(祝日の場合は営業、翌日休み)、その他不定休あり
営業時間:9時~19時
栃木トヨタ自動車公式HP
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