広々とした田畑に、お店ののぼりがなびいている。
林の向こうには雄大な日光連山が見えるはずなのに、厚い雪雲に覆われ皆目見当もつかない。
日光街道からのぼりを頼りに車を走らせることしばし。
以前お邪魔した時より、近く感じました。

日光市と言っても今市より宇都宮寄り。
宇都宮市から30分ほどでお店に到着しました。
このお店は「水無湧水庵」。
マスコミなどにも紹介され、平日だというのに多くの人で賑わっていました。
県外ナンバーの車もズラリと停まっています。

「水無」と「湧水」という正反対の響きの名。一度聞くと妙に頭に残ります。
水無は江戸時代から続くここの地名。
水利の便がなく平地のみを耕作していたからとする説や、村に植えられた梨の木が、甘くて水分が多い身を付けたことから「水梨」が変異して「水無」になったという説など、様々あるようですが、地名の由来は定まっていないとか。
店先には、滾々と日光連山からの湧水が流れ放題。

店の脇には綺麗な小川も流れている。
夏場には空くのも待つ家族連れが、この小川で涼をとっている姿を見かけます。

この湧水と地元産100%のそば粉で作ったお蕎麦を早速頂くことにしましょう。
「もりそば」600円+大盛150円。
そして「天婦羅盛り合わせ」450円をお願いしました。

香の物を頂きながら、お茶を飲みながらしばし。
そばつゆや、天つゆも運ばれ、準備万端。

思っていたより早くそばがやってきた。
なめらかな口当たり、水の良さを感じる田舎蕎麦。
つゆは甘めで、柔らかい。
昔ながらの素朴なお蕎麦を楽しむことが出来ました。

「天婦羅盛り合わせ」の量にはビックリ。
ふたりで食べてちょうどいいかも。

地元の野菜やお米も店内で売られています。

近くの会社員達は、日替わりメニューともりそばが楽しめる「湧くわくセット」を頼む人も。
冬場になり格段に美味しくなった「鴨そば」も限定メニューとして登場しています。
〇「水無湧水庵(みずなしゆうすいあん)」住所:日光市無水309
電話番号:0288-26-3355
定休日:無休(但し、臨時休業あり)
営業時間:11時~15時
公式HP、
栃ナビHP
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