「野木ホフマン館」内に、「野木町煉瓦窯」以外にもう一つの展示室が。
そこでは渡良瀬遊水地を紹介していました。
水槽の中には、渡良瀬遊水地に生息している魚や藻屑ガニ。
植物や野鳥は写真で紹介されています。
そうか、歩いてすぐの場所にハートの形をした「谷中湖(渡良瀬遊水地)」があるのか・・・。
車でこの辺だろうな~と堤防越しに伺っていましたが、中に入ったことが一度も無い。

この機会に周囲を散策し、「谷中湖」をこの目で見てみよう~
周囲の案内図があり、地図を見たらすぐ目の前じゃない!!

ということで早速徒歩で出発。
「野木ホフマン館」を出てすぐに目が留まったのは、立派な門構え。
「
乗馬クラブ クレイン栃木」がお隣にあったんです。

そういえば、「野木町煉瓦窯」で煉瓦を作っていた会社「下野煉化製造会社(のちに「シモレン」)が乗馬クラブを経営していたのを思い出しました。今は経営者が変わりましたが、「野木町煉瓦窯」見学時に豪華なクラブハウスをチラ見。

駐車場から見えた建物も乗馬クラブの「室内馬場」。
馬は51頭、会員数は600人を超え栃木県内で最大規模なんだそうです。

道路にはポールが建てられ、大型車が入れないように規制されています。
2012年7月ラムサール条約に登録された湿地「渡良瀬遊水地」に踏み込んだ瞬間です。
面積は3300ヘクタール。
谷中湖の北側に用意されている駐車場を利用し、整備された公園等を散策するのが一般的。
ここ南東部は、この時期人通りもなく、たまに出逢うのは自転車だけ。

渡良瀬川のかかる「野渡橋」もゲートが設置され、保護された場所だと再認識。

雄大な河の流れを眺めながら、しばし足尾鉱毒事件に思いをはせる。

この先に谷中村史跡保存ゾーンや子供広場ゾーンまで足を延ばそうと思いましたが・・・。
あまりにも広すぎ!!

堤防の先まで行ってみましたが、目的地ははるか先でした。
谷中湖もかすかに見える程度。

やはりレンタサイクルを借りて周囲を回るのが正解だった・・・。
北エントランス周辺の道の駅、わたらせ自然館などで自転車が借りられます。
また、今回行った「野木ホフマン館」でも、無料で電動アシスト自転車やマウンテンバイクを借りられます。

日本近代産業のシンボル「野木町煉瓦窯」と、近代化の弊害で生まれた「谷中湖」。
大人の散策に、そして子供を連れての歴史探訪はいかがですか?
〇「谷中湖(渡良瀬遊水地)」公式HP
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