美術館(うつのみや文化の森)とゴルフ場(宇都宮カントリークラブ)に囲まれし山間の場所。
グーグルマップで上空から場所を確認すると、改めて素敵な場所にお店があるのがわかりました。
今宵は長岡町にある「環坂」に。
聞こえてくるのは小川の音だけ。18時には静かな闇で覆われていました。

里山に囲まれたこの地は、ホタルの生息地として有名。
さすがに今の季節にホタルは飛びませんが、夜空には星々の光が瞬いていました。
遠く帯のような光は、環状線を走る車のライト。天の川なら最高でしょうね。

「環坂」の前身、宇都宮東郵便局近くにあった「ポッシュビス」時代に毎週のように通ったという方をお連れして。
当時に話を振られ、ドキマキしながら応対する坂寄シェフの姿を初めて見ました。
「今は丸くなりました」と語るシェフの笑顔が印象的でした。

カウンター席に座り、今宵の宴が始まります。
特別な想いに満ちた素敵な一夜になりました。

「小さなクレープ」
もっちりとした米粉の生地。
今夜の舞台の監督脚本は坂寄シェフ。主役は私達お客様。

「栗味かぼちゃ(中屋さん)のポタージュ」
流れるような料理運び。
主役の動きに合わせて、シェフの指揮棒が振られ伴奏を奏でます。

「天然真鯛の冷燻製&真子カレイのチーズ焼き ベジファーム(壬生町)の野菜達とともに」
大皿にたっぷり盛られた野菜達。柔らかいのに背筋が伸びた力強さを感じます。

「甘海老と生麩入り温製フラン」
甘海老の出汁をたっぷり含んだ生麩やフラン。
旨味で表情が緩みます。

「福井・越前港から”ひら鯵”のグリエ バジル風味、紫カリフラワーを添えて」
海の恵みが、大地の恵みに包まれ、実に穏かな味わいに仕上がっています。

一杯目はカヴァ、二杯目は白ワインを頂き、三杯目は・・・。
環坂にも日本酒が置かれているのに初めて気が付きました。
おまかせの日本酒をグラスで。「鳥海山 純米吟醸生酒」。秋田の天寿酒造。
ここまでサラリとした日本酒を初めて頂いた。料理を邪魔しない。

「北海道産小麦粉”春よ恋とライ麦”を使った自家製パン」
魚料理のソースと共に頂きました。私はバジルソースが大好きなんだと再認識。

「桜の木で燻焼きにした黒毛和牛ランプ(宮﨑産)赤味噌のソース、柔かゴボウやネギと共に」
柔らかく、噛むごとに旨味が口一杯に広がっていく。
ナイフやフォークは登板なし。箸だけですんなりいただける、熟年の私達にはピッタリ

「舞茸入り炊き込みご飯」
逆算し、この時をめがけて炊き上げたご飯。このままでも最高に美味しい。

「カレーを入れて」
後半は、お茶漬けにして・・・カレーにして頂けます。
今回私はカレーの気分。スパイシーなタイ風のカレー。食が進んでしまいます。

「焼きアカネ林檎入りクラフティー アカネ林檎(北海道・仁木町)のソルベを添えて」
林檎の甘味と酸味がこの一品に凝縮している。

珈琲(環坂ブレンド)を頂きながら焼き菓子を。
ここでカウンター席を離れ、控えの部屋でのんびりと。
今宵の余韻を静かに味わいながら・・・。
○「環坂」住所:宇都宮市長岡町160-4
電話番号:028-600-1819
定休日:月曜日、火曜日(祝日の場合は営業し、翌日振休)
☆開宴時間☆
12:00・13:30スタート(水~金)、12:00・13:40スタート(土、日祝日)、18:45スタート(水~日)、完全予約制
公式HP、
栃ナビHP
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コメント
チッチ
毎日毎日素敵な所で美味しい者をいつも食べてて、羨ましい限りです⭐️
2016/11/09 URL 編集
pool
> 初めまして、数ヶ月前からこちらのブログのファンになった者です\(^o^)/
> 毎日毎日素敵な所で美味しい者をいつも食べてて、羨ましい限りです⭐️
一日一件のペースでUPしていますので、毎日というイメージが付いてしまうのでしょう。
コンビニ弁当オンパレードの日もありますし、日々色々楽しんでいます。
2016/11/11 URL 編集