「日本酒には四季があるんです」とマスター。
取り出したのは9月から出荷が始まった「ひやおろし」。
半年間、低温に保たれた酒蔵で熟成を深めながら、秋の訪れを待ち出荷された日本酒。
瑞々しい新酒からひと夏を超え、角が取れ落ち着いた色気を感じる酒に成長。
いまだ暑さ残る今の時期の「夏越し酒」は、軽快さとまろやかさを併せ持ち実に美味しい~。
「阿部勘 あきあがり」

ここは大通り沿い、伝馬町にある赤提灯「酔処 ふらり」。
仕事帰りにひとりでふら~と訪れ、マスターの日本酒話に耳を傾ける。私にとっての憩いの場所です。

岩手県産菜彩鶏「焼き鳥盛り合わせ(8本)」1000円(税別)を肴に、ひやおろし(秋あがり)を頂く。

四季がある日本で生まれ育った日本酒。
実りの秋を堪能させて貰いました。
「結 ひやおろし」
結城紬の「糸」の輪の中に、おめでたい「吉」が描かれたデザイン。

「美和桜 秋あがり」

この日女将さんが市場で「どじょう」を購入してきたとのこと。
最後に口にしたのはいつだったか・・・。記憶にない。
子供の頃はグロくて、苦くて、大嫌いだった「どじょう」。
泥を吐かせ、生きたどじょうに日本酒を投入。「酔っ払いどじょう」の完成です。

このどじょうを使って、どじょう鍋が完成。

記憶の中にあった「どじょう」の苦さは皆無。
小さ目のどじょうですので、骨自体も柔らかい。
ネギやゴボウもたっぷりで、実に美味しい。日本酒のあてにもピッタリでした。
どじょうの旨さがわかる年に、いつの間にかなんたんですね。

〆はさっぱり「朝日栄」で。
この日はゆっくりマスターや女将さん、そして単身赴任で宇都宮に来られたという方と和気あいあい。
楽しい時間を過ごさせて貰いました。
○「酔処 ふらり」住所:宇都宮市伝馬町3-4 吉田ビル1F
電話番号:028-639-1260
定休日:不定休 (ほぼ毎日営業中)
営業時間:17時~24時
栃ナビHP
- 関連記事
-
コメント