「里山に囲まれた場所で生活したい」と、亡き父が晩年つぶやいていたのを思い出しました。
都会に憧れていた当時の私には理解できませんでした。
今はやっと父の想いが理解できるようになりました。

里山に囲まれた茂木町。
2016年7月22日に一軒のお店がオープンしたと聞きつけ、休日車を走らせました。
住所をナビゲーションに登録すると、新しい地番なのか無登録。
見当を付け里山の細き道を彷徨うことしばし。
一本筋違いの道に入り込み悪戦苦闘しましたが、一度行けば迷わずたどり着けることでしょう。
宇都宮市内から一時間ちょっと。
茂木町市街地に入る手前、国道294号線で北に。
エースゴルフ倶楽部茂木コース入口の一本手前、「ドライブイン茂木」という小さな看板が目印。
「竹原かぐや姫農園 ブルーベリー」の看板の方が目につくかも。

案内表示に従い、細い路地に入って行きます。
住民の生活を支える生活道。ゆっくり車を走らせ、対向車が来たら慎重に譲り合ってくださいね。
しばらくすると、小高い場所に建つ建物が目に飛び込んできます。
ここが「ドライブイン茂木」

敷地に入る手前には、周囲の自然に溶け込むように小さな看板が掲げられています。
駐車場は十台近く確保されているでしょうか・・・。お邪魔した日は水戸やつくばなど県外ナンバーが目立ちました。

ひとり知らない道を車走らせ、諦めの気持ちが芽生えだした末での到着。
嬉しさのあまり歓喜の声が出てしまいそうに。
逢えないと思っていた友人に、奇跡的に出会えた時の喜びに似た想い。
到着するまでに、ひとつの物語が奏でられました・・・。

以前倉庫として使われていた建物でしょうか。
広々とした空間に、ハイセンスな室礼。絶妙な間合いで物が配置され、心揺さぶられます。

古本を扱う「町田古本店」、パン工房&直売を行う「serendip」、カフェ&ショップの「雨余花」。
それらの店舗が「ドライブイン茂木」という一つの建物に集結しています。
テラスに出て、「雨余花」で食事を頂こう~。
この日は予約が2組、私を含め飛び込みの客でテラス席は満席。

柔らかい緑に覆われた里山を眺めながらの食事。
山間を流れて来た涼しき風が心地いい。ほっと心癒される。
樽にはスイカが冷やされている・・・。

地場のお野菜なども販売しています。

それらの茂木町の食材を使った食事。
「地元野菜とお肉のごはん」1300円をお願いしました。

目の前に次々と運ばれてきた料理にビックリ!!
品数多く、一皿一皿が美しい~。

メイン皿には優しさで満ち溢れた料理の数々。
おからで作ったサラダや、キュウリのサラダには梨のドレッシング。
鶏肉もふっくら柔らかく焼き上げられている。

別皿には、お肉や野菜の煮込み料理。

自家製味噌のお味噌汁、そしてご飯も美味しい。
里山の澄んだ空気に包まれ、さらに美味しさが増して感じられます。

併設されている「serendip」のパンは、皮はパリッと香ばしく中はふんわり小麦の香りが気持ちいい。
これはお土産に買って帰らないと!!

自家製の梅干しで作った「梅ソーダ」350円も追加させて貰いました。

大満足!!
席を立とうとすると、デザートのプリンもご飯に付いているとのこと。
オーソドックスな昔懐かしいプリン。心も体も満たされました。

ジェノベーゼなど、地元の食材で作ったものも売られています。

パンが焼きあがり、12時から「serendip」がオープン。

家に帰ってみんなで美味しく頂きました。
我が家では大好評でしたので、是非忘れずに買ってきてくださいね。
「イチジクとカシューナッツ」400円、「ルバーブのパイ」250円、「クロワッサン」180円
○「ドライブイン茂木(雨余花・serendip・町田古本店)」住所:茂木町町田21(ナビゲーションでは、茂木町町田26で検索するとすぐそばまで案内されます)
電話番号:0285-81-5006
営業日:火曜日、水曜日、金曜日、土曜日(臨時休業2016/9/8(木)~9/15(木)。9/16~営業再開)
営業時間:10時~16時(serendipは12時~16時)
公式HP、
公式フェイスブック
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