みつわX池田
最強同士がタッグを組んだ。
創作和食みつわが、2016年7月11日「すし割烹 蘭亭」をオープンさせました。
宇短大付属高校の近く。宇賀神設備隣の民家を全面改装して出来た「予約制」のお店。

宇都宮に居ながら築地直送の厳選された海の幸が頂ける「創作和食 みつわ」。
美家古鮨の四代目「鮨の神様」と呼ばれた加藤博章氏に師事し、五代目に徹底的に仕込まれた池田さん。
最高の食材を使った江戸前の鮨が味わえました。

大谷石を外装、内装にふんだんに使い、高級感と同時に温もりを感じる室礼でまとめられています。
メインダイニングにはカウンターが10席。

奥には6名様まで使える個室も用意されています。(個室利用料はなし)
桜の木で作られたテーブルが印象的。

完全予約のお店で、お昼は4500円・6000円。
夜は8000円~2万円(すべて税別)という値段設定。

今回は「桐」一万円の料理をお願いしました。
真新しいカウンター、そこに池田さんが立つだけでキリッと場が締まります。

夜のみウェルカムドリンクが付いてきます。
英国女王即位60周年の祝典で使われたイギリスを代表するスパークリングワイン「ナイティンバー・クラシック・キュヴェ」。
初めて頂くイギリスの泡。イギリスに対する概念をいい意味で覆させられました。

先出の「5年物ゴーダチーズと山形県ダダ茶豆」とともに頂く泡。
実によく合う。

日本酒は目加田酒店、ワインは山仁酒店。
お酒も最強タッグを。マスターオブワインの大橋健一MWセレクトのワインを楽しめますよ。
(東京の高級寿司店382店のワインリストを調査。
フランス偏重の傾向に警鐘を鳴らし、ブランドじゃなく真に和食に合うワインを推奨しています)

水ナス、アスパラなどの夏野菜をお出汁で頂く。
素材の良さが綺麗に伝わってくる。

ここでニュージーランドの白ワイン「クメウ・リヴァー ピノグレ」。
香り高い日本酒が増えている中、ワインを置く日本料理店が増えている理由がわかるようです。

握りがスタート。
赤酢のシャリには、砂糖は不使用。小ぶりのシャリは、口の中でホロリと崩れ広がっていく~。
「気仙沼のホシガレイ」「能登のアラ」白身魚のコリットした食感。甘味が気持ちよく残っていく。
「天然鰻の白焼きとミンククジラのベーコン」「インドマグロの赤身」
皮は香ばしく身はしっかりとした天然鰻。都内の料亭でしか食べられないと思っていた逸品。
あえて赤身はインドマグロ。ねっとりとして皆絶賛。

18Kgもあるクエ。
これほど立派なクエは見たことが無いと池田さん。
そのクエを握りではなく、贅沢にあるものにして出してくれるとのこと。

「大間マグロのトロ」これ以上だとしつこい。これ以下だと物足らない。節妙な脂の乗り
「クエのお吸い物」先ほどのクエはお吸い物にして。
「那須御養卵の玉」爽やかな甘味で口直し
「長万部のホッキガイ」旨いと絶句。

調理の風景を眺めつつ、質問すると瞬時に的確な答えが返ってくる。
カウンターの醍醐味を堪能させて貰いました。

「しおから」以前「鮨いけだ」にご一緒したH先生が絶賛していたのを思い出しました。
「車海老の頭」先ほどさばいた車海老の頭を軽く焼いて。
「出水のアジ」アジってこんなに美味しかったっけ。
「青森の煮ダコ」この辺からメモには「うまい」の連発。

「根知(根知谷産五百万五区・壱等米無農薬)純米吟醸」
この辺から日本酒にスイッチ。栃木県の四季桜・惣誉・旭興も置いていました。

「対馬の穴子」「利尻の雲丹」「イクラ」「天草の車海老」

「山口・仙崎の白いか」「こはだ」「かんぴょう巻半貫」「山形の西瓜とシャインマスカット」
そう、後半はメモもそこそこに寿司を堪能させて頂きました。
宇都宮に素晴らしいお寿司屋さんが出来て、嬉しい限りです。
8月17日まで夏季休暇だった「すし割烹蘭亭」。今日から通常営業しています。
○「すし割烹 蘭亭」住所:宇都宮市西大寛2-5-27
電話番号:028-680-7500
定休日:水曜日
営業時間:11時30分~14時30分(最終入店13時30分)、17時30分~22時(最終入店20時30分)
みつわ公式HP
- 関連記事
-
コメント