年に一度のスペシャルデーに偶然居合わせてしまいました。
通常では飲めない銘酒が次々と。
圧巻の「ぎやまんの夜」になりました。
「実は明日私の誕生日なんです」と店主。
明日はお店を休みにして、家族で過ごす予定とのこと。
あと数時間後に誕生日を迎える店主が、ビックリするお酒を出してくれました。
ここは栃木県庁近くの百目鬼通り付近。
さらに路地へを進んでいくと・・・

古民家が目の前に。
ここが大人の隠れ家、「ぎやまん-HANARE-」。
満席で入れないことも多々あるので、是非予約の電話を入れてからお邪魔してください。

個室や二階席で頂いたことがありますが、今回初めてカウンター席に座らせて貰いました。
私含めて四人。みな店主とはなじみ深い人たち。
店主と会話を楽しみながら、料理に酒にと堪能させて貰いました。

旬の食材を使ったおまかせ料理。
「気合の宴」5000円をお願いしました。
海なし県というのを忘れさせてくれる料理が次々と。旨い魚で舌鼓。
「ホシガレイの縁側 からすみをかけて」
コリコリとした食感がお見事。

「マグロの天狗(頭の部分) 黄身がけ」
初めての美味しさ。とろ~り旨味が舞います。

「ノドグロの炙り 柚子胡椒」
久しぶりに、大幅ピンボケの写真。実はこの時、心ここにあらず。店主の話に釘付けだったんです。

「いつ開けようかと思っていたのですが・・・。明日誕生日ということで」と、取り出したお酒は・・・。
2016年5月、伊勢志摩で開催された先進7カ国首脳会談(伊勢志摩サミット)に先立つ、G7シェルパ(首脳の個人代表)会合の夕食会において、乾杯酒として採用された「磯自慢 大吟醸28 Nobilmente」。
Nobilmente(ノビルメンテ)とは「高貴な、上品な、気品のある」様子を表す音楽用語。
楽天市場で検索すると、十万五千円の値が付いている超プレミアム酒。
あまりのことで、動揺してしまいました。

綺麗な飲み口、雑味は感じない。あとで甘みや酸味が口の中で広がっていく。
一口目と二口目で味が変わった。一口目では感じなかった辛さが。
華やかな香り、実に軽やか~。

それに合わせ、通常の「磯自慢 純米吟醸」と飲み比べさせてもらったり、
「惣誉 生酛仕込」「満寿泉 寿 純米大吟醸」「作 穂乃智」

おばんざいがお膳に乗って。
「蟹みそ ずわいのフル」「あわび酒蒸し きもおろし」「車海老のしおから」「フカヒレ茶碗蒸し」「うざく」「なまことじゅんさい三杯酢」「赤貝のひもと尾花沢の出汁」「生姜豆腐」「北寄とバターリゾット」「しめ鯖とかふと貝割昆布〆ごはん」「あおやぎと糠漬け大根レモン和え」「新生姜と本ミル貝」「こまめさんの揚げ蕎麦」「姫サザエ塩中で」
文字にするだけでも圧倒的な品数。こまめさんは、駅西に出来たお蕎麦屋さんですね。

酒の肴のオンパレードですので、お酒も進む進む!!
「19」「裏月山 縁」「酔鯨 高育54号純米吟醸」「義侠 18年古酒(製造日平成10年3月)」

「無添加の塩水雲丹」
爽やかな甘味がなんて気持ちよく広がるんだろう~。

〆は「淡路のハモ鍋」
なんとお鍋の中には松茸がたっぷり!!ブータンの松茸とのことですが、香りが最高!!

皮目を炙ったハモ。一人前がこのボリューム!!
久米島のもずくが敷かれ、これも鍋で湯通しして頂きます。

鍋でハモを湯通し。
特製山椒がピリリと辛く、旨さをさらに引き立てます。

最後は鍋にご飯を入れて、松茸&ハモ雑炊。
一足早く食欲の秋がやってきた!!

デザートは、手間暇かけた「透明のトマトジュース」
トマトの甘酸っぱさがギュッと詰まったジュース。
これだけお酒を飲ませて貰ったのに、二日酔いになりませんでした。
○「ぎやまん-HANARE-」住所:宇都宮市塙田2-4-15
電話番号:028-616-7521
定休日:日曜日
営業時間:18時~24時
公式HP
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