社会人になって○十年。
初めて長期の休みを頂き、夫婦水入らずの旅行に出かけました。
行先は軽井沢。
最近も私は仕事などで何度かお邪魔していますが、奥さんは高校生以来とのこと。
初日のランチは「無彩庵 池田」。
国道18号線から一本入り、塩沢通りに。
美食の街・軽井沢を象徴するエリア。有名な飲食店が建ち並び「グルメ通り」とも呼ばれています。

木々に囲まれた一軒家。
最初わからず、お店の前を通り過ぎてしまいました。
元は「エルミタージュ・ドゥ・タムラ」の姉妹店だった「無彩庵」。
無彩庵で8年間シェフをしていた池田さんが2011年「無彩庵 池田」として独立開業したお店です。

ランチは3300円(税込・サ5%別)~。
今回は要予約メニュー、8700円(税込・サ5%別)の料理を頂きました。
まずはノンアルコールのスパークリングで乾杯。
大きな窓からは、軽井沢の爽やかな日差しが差し込みます。

アミューズ「大吟醸酒粕のエスプーマ カラスミ 桜海老のサブレ」
一時、エスプーマの料理をフレンチはもとより和食などでも口にしたものです。
久しぶりに頂き、この泡の淡い食感が好きなんだと改めて実感させられました。

1皿目の前菜「長野県・佐久産 鮎のパテ 稚鮎のエスカペーシュ キュウリとエストラゴンビネガー 鮎出汁のほろ苦いジュレ」
鮎とキュウリは実によく合う。

シェフ自ら焼きたてパン(プチパンとチャバタ)をサーブしてくれました。

2皿目の前菜「フランス ランド産 フォアグラと信州地鶏・紅しぐれのプレッセ 白バルサミコ・バニラ」
「北志賀高原産放牧豚のテリーヌ・ド・カンパーニュ 切り干し大根」
新緑の信州を思わせる一皿。

3皿目の料理「冷製・じゃがいも・キタアカリ(小諸)のポタージュ 夏トリュフのグラスパウダー」
繊細な味わいと、なめらかな舌触り。
冷製パウダーが舌の上でトリュフの香りを感じさせる。

奥さんがチョイスしたのは「冷製・じゃがいも・キタアカリ(小諸)のポタージュ 雲丹 コンソメジュレ」
雲丹とコンソメの濃厚な旨さをポタージュが引き立てている。

魚料理「信州サーモンの低温オイルコンフィ あさり出汁と岩牡蠣のソースに」
低温でゆっくり火を入れた信州サーモンは、とろける美味しさ。

肉料理「フランス産仔鳩のファルス モモ肉のコンフィ 手羽元の赤ワイン煮 鳩のジュと赤ワインソース」
ビジュアル的にも美しい一皿。

仔鳩の肉が詰め込まれたファルス。
ギュッと凝縮した肉の旨味を堪能させて頂きました。

デザート「新生姜のブランマンジェ 黒糖エビスソース アップルマンゴーのソルベ」

「バローナ・エクストラビター 生チョコ 白味噌のグラス」

プティプール「長野県・大鹿村の塩とショコラのサブレ」

木々の緑、足元には苔の緑。
緑に包まれた空間で頂くフレンチは格別です。
今日からしばらくの間、ベストシーズンを迎える軽井沢の記事をアップしていきます。
北関東自動車道が開通して、栃木県からもグンと近くなった軽井沢。
ちょっと旅に出かけてみては、いかがでしょうか。
○「無彩庵 池田」住所:長野県北佐久郡軽井沢町長倉1891-50
電話番号:0267-44-3930
定休日:火曜日(祝日の場合は営業)、冬期休業あり
営業時間:11時~13時(L.O)、17時~20時(L.O)
公式HP
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