1875年(明治8年)開校した「蜂巣小学校」。
2013年に廃校になった木造校舎を利用したカフェが2016年4月26日にオープン。
それも、障がい者就労継続支援事業として社会福祉法人エルム福祉会が運営する。
と、様々な新聞社が大きく紙面を割いて報道しているのを目にしました。

この記事を見たとき、「コンセプトありき」の店舗かと誤解していました。
実際行ってみた感想は、インテリア・フード共レベルが高く満足感あるカフェでした。
新しい観光名所として宇都宮市をはじめ、都内からもドライブがてら是非足を運んでほしいお店です。

すでに「hikari no cafe」は大田原市にオープンして十年超。
人気店になり、今回二号店がオープンする運びになったとのこと。
旧黒羽に位置し、宇都宮から約一時間。
オープンの11時より少し早めに到着。校庭が駐車場になっていますので、駐車はらくらくです。

総卒業生は2080名。
この校庭で、たくさんの子供たちが楽しそうに遊ぶ姿が目に浮かぶようです。

オープンの時間になって、いざ店内に。

入ると正面にある黒板に目が留まりました。

奥には音楽室や体育館があるんですね。
現在は使われておらず、正面中央の木造校舎がカフェとして生まれ変わったようです。
まるでお台場あたりに来たような錯覚を覚えました。
白を基調とした清潔感ある素敵な店内にビックリ。

玄関の右手は、グッと落ち着いた雰囲気。

傍らにはオルガンがさりげなく置かれています。

奥に回ると、今にも子供たちが駆け寄ってくるような廊下が。
懐かしさの中にモダンな空間が上手に融合しています。

ソファー席に座り、メニューを。
油絵のキャンパスをメニュー表として利用。
細かい部分にもこだわりを感じ、完成度の高さに魅了されました。

「ランチプレート」1500円(税別)をお願いしました。
肉料理、カリー、ライスボールから選べ、ライスボールをチョイス。
まずはウェルカムドリンク。「人参とトマトのスムージー」。
他のテーブルに目を向けると、みな彩りが違ってる。ほうれん草や人参など色鮮やか。
中には蜂巣小のお水で作ったゼリーが入っていて、食感も楽しい。
トマトの青臭さは皆無。味わいも美しい~。

お盆に乗ってやってきました。
まるで学校の給食みたい。

目が釘付けになったのは、ビーカーサラダ。
ビーカーを見るのは○十年ぶり!!ドレッシングも小さなビーカーに入って。
野菜がぎっちり詰め込まれています。
あれ?ビーカーの下にも駒切野菜のドレッシングが入ってる。

オニオンスープは柔らかい味わい。

前菜の三種盛りも付いています。

ライスボールは「びんちょう鮪とアボカドライス」
地元のコシヒカリには古代米が混ぜられ、美しい。ご飯の炊き具合も完璧です。

デザートは「アフォガード ココナッツ パンナコッタ」
熱々のエスプレッソを入れて。

カプチーノは蜂巣小の子供の笑顔が描かれていました。
エスプレッソマシーンはLA CIMBLI。一杯ずつミルしてから抽出しています。

お店の片隅に、立派な焙煎マシーンがあるではないですか。
廃校利用、障がい者就労支援、地方再生という話題性だけでない・・・。
美味しいコーヒーを飲んでほしいという真剣さがひしひしと伝わってきました。

那須野が原に遊びに行く時には、是非立ち寄ってみてください。
温もり感じる素敵なカフェです。
○「hikari no cafe 蜂巣小珈琲店」住所:大田原市蜂巣295
電話番号:0287-54-2255
定休日:日曜日、月曜日
営業時間:11時~17時30分
公式HP
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コメント
stk
http://stk1031.blogspot.com/2018/06/hikarinocafechus.html
2018/09/22 URL 編集