川崎から来られた方々と、那須塩原市で打ち合わせ。
遠路栃木まで足を運んでくださったので、近くでご一緒にランチでも楽しんでいただこう~。
事前に予約させて頂いたのは、黒磯・板室ICから車で約7分の場所にある「美食工房 ラトリエ・ムッシュー」。
ホテル西洋銀座、パークハイアット東京、六本木ヒルズクラブ、二期倶楽部などで料理長を勤めて来られた宮﨑シェフが2013年にオープンさせたフレンチのお店です。
県道53号線から一本入ると雑木林の中にポツリポツリと別荘が。
往来する車も少なく、遠くに旅してきた気分。

その雑木林の中、パッと目を惹く建物が。
ここが「美食工房 ラトリエ・ムッシュー」です。

中央にキッチンを配置し、それを囲むようにコの字に14席のカウンター席。そして奥には6席の個室。
計20席のみという贅沢な設計になっています。
今回お願いしたのは「2016春のランチメニュー」本日のおまかせコース5000円(税別)。
宮﨑シェフの調理風景を眺めながらのひととき。もちろん仕込みは完璧。
ひとつひとつ目の前で組み立てられ、一皿の料理が完成していく様子は見ていて楽しい。
「”春の皿”本日の旬鮮魚と採れたて高原野菜」
お皿の周囲には、元気いっぱい地元で採れた野菜達。塩を付けて手づかみでガブリ。
高級感ある雰囲気に委縮しがちな私たち。この手づかみで心身ともにリラックスして食が楽しめました。
中央のトンブリが乗ったライスペーパーの中には、地元のイワナをはじめ燻製されたホタテやエビがたっぷり。大地と川と海が一体となった一皿。オレンジとヨーグルト、サフランのソースで爽やかな春を想像させてくれました。

「”二皿目の温かい料理”菜の花のリゾット」
実は早めに到着し、リゾットを作る過程を見ていたんです。
まるで赤子をあやすように、丁寧に時間をかけゆっくりお米にフォンを注入していく・・・。
お米がとろ~り滑らか。至高の味わい。中の菜の花がコリッと絶妙な存在感。
那珂川のイノシシのソーセージ、地養卵”優”の半熟卵。どれを取っても主役級。でも喧嘩しないのはリゾットの存在あって。

「”お魚料理”桜鯛」
皮はパリッとオリーブオイルで焼き上げ、身は低温でゆっくり火入れされふっくら美味しい。
ハマグリと桜エビ、ワインの香りが素敵なソースには青のりが。

「本日の蒸しパン」
菜の花と新玉ねぎの蒸しパン。お代わりしたくなる一品。新玉ねぎの甘さがキラリと光ります。

「”お肉料理”A5ランク黒毛和牛ハンバーグ春キャベツ包み」
周囲にはフキノトウなど、ここでも春を感じさせてくれる。
赤ワインの風味豊かなソースが食欲を誘います。

手でミンチにしたのでしょうか、粗めにミンチされたハンバーグは弾力があり肉肉しく~。
春キャベツが肉の旨味を逃がさないよう、しっかりサポート。噛むほどに旨味が広がります。

「”デザート”春菊のブランマンジェ、桜ヨーグルトアイス、とちおとめのスープ」
酸味あるとちおとめのスープが、ブランマンジェとアイスの甘味を引き出してくれます。
春菊や桜の香りがスッと鼻を抜け心地いい。

ドリンクはオリジナルブレンドのコーヒ、紅茶、ハーブティーから。
春爛漫の料理をさらに春らしくしたく、「ハーブティー」をチョイス。
ひとりひとりポットでの提供。ゆっくり食後の余韻に浸れました。

外は未だ風花舞う冬景色。新緑の季節が待ち遠しい。
一足早く那須の春を味合わせて頂きました。
○「美食工房 ラトリエ・ムッシュー」住所:那須塩原市高林1721-101
電話番号:0287-73-8550
定休日:月曜日、第二、四火曜日(祝日の場合は営業、翌日お休み)
営業時間:(要予約)11時30分~15時、18時~22時
(土、日、祝日は、14時30分~16時30分のアフタヌーン営業も)
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