7時過ぎ、いつものコンビニに立ち寄ると、若い男性がスケッチブック片手に道路脇に立っている。
どうもヒッチハイカーらしい。
「小山方面」と書かれた紙を掲げてる。
コンビニに入り店長さんに話を聞くと、一時間前からズッとヒッチハイクを試みているとのこと。
昨日、3月20日は三連休の中日。
幹線道路ですが行き交う車はまばらという状況。通勤の車も無く、非常に厳しい・・・。

朝食のおむすびを差し入れがてら、話を聞いてみることに。
明日約束があり、今日中に東京に着くのが目標と。
「ヒッチハイクで車が捕まらなかったら、気兼ねなく相談して」と名刺を渡し、一端その場を立ち去りました。
そして10時半。
四時間待つも一台も車は止まってくれず途方に暮れていた時、私のことを思い出したようです。
困ったときはお互いさま。
小山と言わず、東京まで連れてあげましょう~。

車中でこれまでのヒッチハイクの旅の経緯を聞かせてもらいました。
G君は島根大学の三年生。みな就職活動を始める中、多くの人との出逢いを重ね自分を見つめなおしたいと旅にでたとのこと。
島根県を2月16日に出発。

ヒッチハイクで北海道宗谷岬を目指し、様々な経験をしてきたようです。
そして無事到着。極寒の地で何を思ったのか、素直な言葉で話してくれました。

昨日はその帰り道。
行きでお世話になった宇都宮市馬場通り3丁目「B」店長に到着を報告。
一晩野宿し、宇都宮某所でヒッチハイクをしていたと。
行きで初めて東京に立ち寄り、浅草・東京スカイツリー・練馬などを歩いたそうです。
帰路の昨日が二回目の東京。どこに行きたいか尋ねると「都庁」ということで・・・新宿に。
3月25日には島根県に戻りたいと話すG君。
「情けは人の為ならず」。
G君と話をさせてもらい、私のほうが多くのことを学ばせて貰いました。
残りの旅も素敵な出逢いがありますようにと祈っています。
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コメント
隠居志願
2016/03/22 URL 編集
pool
いい高校、いい大学、いい就職先へというレールを何の疑問も持たず進んできたと語るG君。
人に出会い、その人の生き様を見聞きし、人生にレールなど無いことに気が付いたようです。
素直でいい目をしていました。私の方が刺激を受けました。
2016/03/23 URL 編集