遅い時間にひとりで「酔処 ふらり」。
大通り沿いにある赤提灯、旨い肴に旨い酒、人がいいご主人と女将さんと居ると、三拍子そろって居心地いい。
なぜか忙しく心も寒くなる師走、家に帰る前に一旦暖まろう~。

カウンターに座り、最初の一杯目に「ぬる燗」を。
たっぷり1.5合。ジーンと酒の旨さが体に染み渡る。安い酒だとツーンと来るのに・・・このぬる燗は来ない。
聞くと「浦霞 辛口 純米酒」とのこと。熱燗、ぬる燗とも純米酒を使うのがふらり流。

お通しの「大根の甘酢漬け」を軽快に頂きながら、クイッと飲み干しました。

十分体が温まったところで・・・次の一杯。
ご主人が出してくれたのは「浦霞 大吟醸」。木箱に入っての登場です。
おっ、まろやかで伝わる旨味も深い。素直に美しいお酒と絶賛できる。

あれ?でもこの酒の色気は通常のお酒とは一味違う。
2004年・・・11年古酒。
大人の色気漂う古酒ですが、これは美魔女。美しさは新酒に負けず、落ち着いた深さがある。

ひとりで来られたお客さんが「焼きしめ鯖」注文された。
まるでスターウォーズのライトセーバーみたいに目の前でしめ鯖に焼きを入れてる。いい香り~、美味しそう~。

「砂肝(二本)」300円でコリッと小粋に。

「とりわさ」500円で、ツーンと来るわさびを楽しみながら、もっちり食感を堪能。

三杯目は「鳳凰美田 初しぼり 純米吟醸」
なんてフレッシュ!!先ほど11年古酒を飲んだ私には水のようサラリと飲める

四杯目は「酔鯨 純米吟醸」。
二十数年前日本酒を飲み始めた当時、辛口の「酔鯨」が私のお気に入りでした。
久しぶりに飲む酔鯨は、記憶の中の酔鯨とは随分イメージが違って感じました。
飲み手が年をとったのか、つくり手が時代とともに味わいを変えてきたのか・・・。綺麗なお酒に感じました。

ここでご主人が「ちょっとこれも飲んでみて」と一口お酒を注いでくれました。
「磯自慢」

ズーンと来る深い味わい。心奪われた一杯でした。
ラベルを見ると2004年の11年古酒。凄い酒がある!!

ふらり冬の名物「塩煮込み」500円
根菜をたっぷり使ったあっさりした旨味あふれた一品。さてそろそろ帰るとしよう~。

「東魁盛 山廃純米」
メモには「このお酒好き!」と走り書きが。程よく・・・随分・・・酔いが回ったようで。
大変お世話になりました。
○「酔処 ふらり」住所:宇都宮市伝馬町3-4 吉田ビル1F
電話番号:028-639-1260
定休日:不定休 (ほぼ毎日営業中)
営業時間:17時~24時
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