そこに一枚の写真が飾られていた。
二人の料理人が笑顔で写っている。
ひとりは浜田統之。
国際料理コンクール「ボキューズドール」で日本人初の3位を獲得したシェフ。
星野リゾート、軽井沢にあるホテルブレストンコート内「ユカワタン」で活躍しています。
もうひとりは落合泰知。
唯一無二のラーメンで、グルメ雑誌の栃木県ラーメン店の中で何度も金賞を獲得しているシェフ。
宇都宮市役所そばの「らあめん厨房どる屋」で活躍しています。
このふたりの接点は「鮎」。
浜田シェフが、「水のジビエ」と称し提供した料理の中に「鮎のスープ」があるのを知った落合シェフ。
想いを込めた手紙を送り、軽井沢の「ユカワタン」でお逢いした時の写真とのこと。
より美味しいものを提供したいという熱い想い。
来年の春〜夏にかけて提供するであろう「鮎らーめん」は、今年以上の出来になることでしょう。
また前置きが長くなってしまいました。
「らあめん厨房 どる屋」でらーめんを待つ間、思い巡らせたことを書かせてもらいました。

通常は「鯛だし」のラーメン。
土日限定で春〜夏は「鮎」、秋〜冬は「ヤシオマス」、そして不定期に「萩の金太郎(ROUGE)」のラーメンが登場します。
ちなみに2015年10月は、24日25日に「萩の金太郎(ROUGE)」のラーメンが登場しますよ。

お邪魔したのは通常の「鯛ラーメン」の日。
土曜日曜限定で「黄金の鯛らーめん」1000円(税込)がメニューに加わるんです。
その「黄金の鯛らーめん」を頂いてみました。

なんて美しい色合いなんだろう〜。
まずはスープを一口。
ガツーンと濃厚、ものすごい勢いで喉の奥まで鯛が駆け上がってくる。
いつものスッキリ旨い「鯛らーめん」のスープとはまるで違う。
鳥取県境港の天然鯛の一夜干しを通常の10倍使い・・・という言葉は嘘じゃない。
見た目の美しさに油断してしまいました。

次は麺を。
麺をすすると、ここにもしっかり鯛がいる。
なんて贅沢ならーめんなんだろう。

鹿沼市さつきポークの焼豚の強さに、鯛だしは引けを取らない。
と・・・強さを感じていたかと思ったら、途中から柔らかな甘味に変化。
スープを飲んでいるのに、鯛の酒蒸しで身自体を食べているような錯覚を覚えましたい。
綺麗にスープまで飲みきった時には、鯛を一尾食べきった満足感。
ごちそうさまでした〜。
○「らあめん厨房 どる屋」住所:宇都宮市中央2-8-6
電話番号:028-649-5917
定休日:金曜日の夜の部のみ(2015年10月29日〜:木曜日、金曜日の夜の部がお休みになります)
営業時間:11時30分~14時(土日祝は14時30分まで)、17時30分~20時
公式HP、
公式ブログ、
栃ナビHP
(追伸)
落合様、大阪あべの辻調理専門学校校長 辻静雄氏の半生を描いた「美味礼賛」とお手紙ありがとうございました。
お手紙の最後の言葉「これからもプールさんが、たくさんのおいしい料理と気合が入った料理人と出会えますよう、妻と陰ながらお祈りしています」。温かくありがたいお言葉に感謝しております。
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