「この組み合わせでご来店されるとは思いませんでした」と大垣シェフ。
私たち夫婦ふたりの登場に、相当違和感を持たれた様子。
そう、ここはユニオン通りにある「Naomi OGAKI」。
大垣シェフの前身セ・ラ・ヴィでもふたり揃ってお邪魔したのは皆無。
私は仕事がらみで、奥さんは知人と女子会的に利用させてもらっていたので、接点が見つけられなかったようです。
この日は奥さんの友人ご家族との会食会。
同席する機会が少ないので、少々緊張気味に早めにお店に到着。

リザーブしてくれた席は、一番奥の半個室。
カーテンで視線が遮られており、家族連れでも落ち着いて食事が楽しめます。

大人四人は、ひとり5000円程度でおまかせ。
お子さん三人は、好きなアラカルトを頼んでシェアーしあって。
この日登場したお料理を大人の分だけご紹介していきます。
NaomiOGAKIのスペシャリティー「パテアンクルート」。
押さえておきたい一品が、真っ先に登場。
このあとに自信作が控えているのでしょう。期待で胸が膨らみます。

「ゴマサバと玉ねぎのキッシュ」
とろーり玉ねぎの甘さと、サクッとした生地。サバのふっくらとした旨さが味わいをまとめます。

「クチビ鯛のカルパッチョ」
口内が赤いことから口火鯛といわれているフエフキダイ科の海水魚。
もっちり淡白な味わいに、ブラックオリーブなどがアクセントに。

「キャベツのサラダ アルザス風」
サワークラフトにグリュイエールチーズがたっぷり。

そして再びNaomiOGAKIスペシャリティー「ブータンノワール」が

ここからがいつもとひと味もふた味も違うNaomiOGKIのスタートです。
期間限定料理・・・「ブイヤベース」。
ブイヤベースというと、よく耳にしたり食したりする料理。
南フランスのプロヴァンス地方、マルセイユの名物。
小魚など煮込んだスープに、白身魚やエビ、貝などの具材が入っているものと思っていましたが・・・。
マルセイユには「ブイヤベース憲章」というものがあり、それに則って料理を提供することが決められているそうです。
食文化を守りぬこうとう先人の想い・・・。
スープのみをまず飲んで、風味を楽しむ。
小魚の濃厚な香り、でも飲んでみると実にサッパリ、ザラつき感もない。凝縮した旨みがたまらない。

コブダイなどの具材は別皿で。
目の前で先ほどのスープが注がれていきます。

付け合せにバケットにルイユソースを付け、グリュイエールチーズを。

混ざると味わいが変わる・・・。
エビなど入っていないのに、甲殻類の食欲誘う風味が口の中で広がっていく。
コブダイもふっくら。味わいも深まります。

「伊達鶏のフリカッセ」

それをとりわけしてもらったら・・・リゾットにもなっている。
なんて柔らかく旨味あるリゾットなんだろう〜。

〆は「いちじくのクラフティー」
シナモンの香り立つ温かいデザート。和やかで温かい食事会になりました。

この日頂いたワイン。


遅くまでお付き合いいただき、ありがとうございました。
○「Naomi OGAKI」住所:宇都宮市西1-1-2
電話番号:028-680-4446
定休日:火曜日(他、月1回お休みを頂きます)
営業時間:18時~25時
公式HP、
栃ナビHP
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