ここぞというハレの日に是非訪れたい「環坂」さん。
2011年10月からお休みが変更になり、日曜日の夜もお邪魔できるようになりました。
この日は若いお二人のお祝いをするため、「環坂」さんに足を運びました。

カウンター8席のみ。
外の寒さが嘘のよう。心を癒してくれる優しい・・・そして温もりある空気で満ちています。

まずは泡で乾杯。用意して貰ったのはスペインの「コヴィデス ゼニウス」5000円。
瓶内発酵のカバで気持ちよく喉を通っていきます。

まずは「米粉のクレープ」が。もっちりとした生地の中には鯛のほほ肉が詰められています。
山椒がきいていて、寒く縮こまった胃袋を刺激し食欲を煽ります。

「里いも(藤田農園・益子町)のポタージュ」
一緒したKさんは大の里いもファンとのこと。「こんな里いもを頂いたのは初めて!!」と興奮気味に。
滑らかな口当たり、素朴な甘さが心を温めます。

「フクラギの冷燻製&サワラのチーズ焼き ベジファーム(壬生町)の野菜達と共に」
陶芸家・沓沢佐知子さんの個性的な素晴らしいお皿に乗って・・・。
冷燻製やサワラのチーズ焼きは、まさにワインにピッタリ。

そしてベジファームの野菜が最高に美味しい。
豪快に口の中に・・・なんていう甘みなんだろう~。

「chリオン ボーリュー レゼルヴ」5000円を投入。

「甘海老と生麩(京都)の温製フラン」
甘海老と生麩とフラン・・・柔らかい・甘いという言葉だけでは表現出来ない微妙な違いを甘海老の出汁が見事に調和させ、ひとつの作品に昇華させています。表情が緩む~。

先ほどの白ワインと同じシャトーの赤ワインを。予想通り、ワインも気持ちよく空けていきます。

「福井・越前港から”天然真鯛”のグリエ 健康な野菜とブロッコリーの餡を添えて」
真鯛もソースもふっくらとして優しい~。

「春よ恋(北海道産)とライ麦の自家製パン」にはバターも添えられていますが、魚料理のソースで。
う~ん、幸せです。

新井順子さんの「Mido」8000円で、今日のワインの〆。
日本人らしい繊細な味わい。優しい中にスパイシーさが。

「特選土佐赤牛ヒレの炭火焼き 冬葱と黄色人参のピュレ」
まさに牛肉の旨味を堪能させてくれます。これ以上ない柔らかな食感も極上です。

炊きたてのご飯をシェフがひとりひとりに分量を尋ねて、自らお茶碗に盛って・・・
お客さんとシェフの距離感も絶妙です。

「蓮根の炊き込みご飯」
馴染みがあるお米料理が最後に登場すると、なぜかホッとさせてくれます。

そして・・・半分くらい残して「お茶漬け」か「カレー」をかけて貰います。
今回はカレーを。このカレーがタイ風で美味いんです。カレー専門店を別に出してくれないかな~。

「熱いアカネ林檎(北海道・余市産)のパイと思いやり生乳(中礼内村)のアイスクリーム」

林檎の酸味と甘さのバランスが凄い。熱々でこの季節には最高に嬉しい。
アイスも心温まる美味しさです。

これにてカウンター席での今宵の宴が終了。
美味しい料理とお酒、そして環坂さんのおもてなしの心に酔いしれました。
最後は席を変えて、余韻を楽しみます。

焼き菓子を頂きながら珈琲やジャスミンティでまったりと。
時間がゆっくりと流れていきます。
○「環坂」住所:宇都宮市長岡町160-4
電話番号:028-600-1819
定休日:月曜日、第一、三火曜日(2011年10月から)
☆開宴時間☆
12:00・13:30スタート(水~金)、12:00・13:40スタート(土、日祝日)、18:45スタート(水~日)、完全予約制
公式HP、
栃ナビHP
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