セルビア・モンテネグロ(現セルビア共和国)で二年間、日本大使館の公邸料理人として活躍していた加倉井シェフ。
「公邸料理人」とは
公邸では外交活動の重要な一環として、相手国の要人や各国の外交官、日本から訪れる賓客をもてなす場所でもあります。公邸料理人とは、これらの賓客をもてなすための会食を成功に導くために極めて重要な役割を担っています。従って、公邸料理人は料理で日本の外交活動を側面的に支援するやりがいのある仕事です。
まさに「味の外交官」。
買い出しからすべて取り仕切り、公的な設宴料理(和・洋コース料理)から公館長ご夫妻の普段の食事まで担当する。
幅広い知識と技能、そしてマネージメント能力がないと勤まらない仕事だったことでしょう。
今宵はふらりと加倉井シェフのお店「Restaurant Kakurai」にお邪魔しました。

通常はフレンチのコース料理が頂けるお店ですが、夜はアラカルト料理も提供してくれるんです。
カウンター席に座り、気ままに料理やワインを楽しませて貰おう~。

「喉を潤すような一品をお願いします」
と、最初から無茶ブリするpoolでしたが、さすが大使館長の要望にすぐさま対応してきた公邸料理人!!
まずは「栗のスープ」でもてなしてくれました。

コノスル社「ロス・ガンソス シャルドネ」をグラスで。爽やかな一杯。

パンも頂き、これだけでもワインが進みます。

「前菜の盛り合わせ」
フォアグラのテリーヌ、イノシシのパテ、秋刀魚のコンフィ(骨や肝も旨い)、ピクルスに・・・
中央のチーズ(ミモレット)のようなを一口。えっ!!予想が完全にハズされた。
幻と言われている沖縄のキーツマンゴー。こんなマンゴー食べたことない。

フランスの「シャトー・デュ・デゼール」と続きます。

オープンキッチンのフレンチレストラン。
お客様が食べている様子をしっかりチェックしている加倉井シェフ。
最適なタイミングで料理が提供されていきます。
あれ?お皿によって少しずつ調理を変えている。
女性や年配のお客さんにはお肉などを食べやすいサイズにカットして出している。
聞くと塩コショウの塩梅も、男性、女性で変えているのだそうです。
食のコンシェルジェ。ひとりひとりのお客さんに合わせた料理が提供されていました。
「ハモンセラーノとチーズの盛り合わせ」
6種類のチーズと生ハム・・・至高の時

チーズに合わせて、熟成した「アイスワイン」
ブランデーのような琥珀色のワイン。チーズをさらに美味しくさせる

最後の一品は、「鯛、帆立、アワビのポワレ」
体が温まる~。
テーブル席のお客様にコース料理を提供しながらのアラカルト料理。
イケメンシェフの調理する様子を眺めながらの最高の一夜になりました。
あっ、そういえばpoolさん(仮)へと書かれた吹石一恵さんのサインがどこかにあったはず。
探してみよう〜。
○「Restaurant Kakurai」住所:宇都宮市北一の沢町4-10 ジュネスガーデン103
電話番号:028-622-5333
定休日:月曜日、不定休あり
営業時間:11時30分~14時30分(L.O13時30分)、18時~22時(L.O20時30分)
(2014/3より、5歳以下のお客様のご来店はご遠慮頂いています。但し貸切等を除く)
公式HP、
公式フェイスブック、
栃ナビHP
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