デザートとワインを主軸に置いたフランス料理店。
現在なら、当たり前のように掲げるお店が多数ありそうですが、それが四十数年前。それもここ宇都宮での創業時。
その当時デザートと言えば、プリンやアイスクリームくらいしか見たことがない・・・。
もちろんワインは舶来の高級品というイメージでした。当時の暮らしを思い出すと、驚きの一言。

創業四十数年、老舗の「フランス料理 馬車道」に。
環状線から一本入った場所にあり、今では人気スポットとして多くの住宅が建ち並んでいます。
この地に移転してきた頃は緑多き場所で、住宅もまばらだったそうです。
熟練の料理人による王道のフレンチを頂こう~。

真っ白なテーブルクロス。
綺麗にセッティングされたナイフやフォーク。マダムが丁寧に席に案内してくれました。

現在営業は11時30分~15時(L.O15時)のランチタイムのみ。
実はこの日パッと閃いて、ひとりふらりとお邪魔しちゃったんです。
まだお客さんが来られる前ということで、少々時間がかかりますが特別にコース料理もお出しできますと嬉しい言葉。
お客さんをお待たせしては申し訳無い・・・と想いが伝わってきました。
「コース以外でも、是非お越しになる前に一本電話予約をして下さいね」と。
お言葉に甘えて・・・「Bコース」1660円(税込)をお願いしました。
予約の無い方向けの「一品料理」や「デザート」も美味しそう~。

実は昨年夏までは、生ケーキやバースデーケーキのテイクアウトをされていたんです。
長女が馬車道のケーキが好きで、毎年長女のバースデーケーキを頼んでいたので突然の終了にビックリ。
確かフランスで修行された息子さんがパティシエとして活躍されていたはず・・・。
尋ねると、違うところでウェディングケーキやレストランで出すケーキを作っているんだそうです。
これは嬉しい情報。今度長女を連れて、ランチついでにデザートを頂きにお邪魔しよう~。
まずはスープ、「カボチャの冷製」。
おっ、なめらかな口当たり。冷製でもしっかりと甘みが伝わって来ます。
そして後味もスッキリ気持ちいい。

自家製バケットは、皮はパリッと中はもっちり小麦の香りが。
現在高級品になっているバターも添えられてる!

メインはお肉と魚料理から選べ、「鯛のヴァプール」。
ふっくらとした鯛と、プリッとした海老が、旨味あるクリームソースと共に。
優しい味わいに、幸な気持ちにさせてくれました。

デザートは「マンゴーのケーキ」。
シェフ自身の手でデザート皿。
そして目の前でとろーり濃厚なマンゴーのソースをケーキにかけてくれました。
しっとり甘いマンゴーのケーキ。添えられているのはバニラのアイスとコンポートされた果物達。

ドリンクはコーヒーか紅茶。アイスもあるとのことでしたが、今日はホットのコーヒーを飲みたい気分。
カップが運ばれ、のちにマダムがポットでサーブ。
雑味が無くスッキリ美味しい。食事の余韻を楽しませてくれました。
○「フランス料理 馬車道」住所:宇都宮市上戸祭町3003-7
電話番号:028-625-4176
定休日:水曜日
営業時間:11時30分~15時(L.O14時)
公式ブログ、
栃ナビHP
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