シベリア鉄道。
モスクワから一週間かけて、ここ終着駅ウラジオストクに到着します。
もちろん、世界一長い鉄道。
航空機が登場する前は日本とヨーロッパを結ぶ最速の交通路でした。
1893年に駅が開業。
1912年にネオ・ロシア様式に改装され、古代ロシアの宮殿をイメージした駅舎が完成したとのこと。

予想していたより小ぶりな駅舎。
現在だとモスクワまで11時間の飛行機を使うことが多いのでしょう。
駅前の広場にはレーニン像。

南側の入口から入ってみることに。
駅に入るだけでも、X線検査が必要です。これは空港内立ち入りの際にも。
セキュリティーレベルを上げている様子が伺えました。

メインの待合所に
天井には、モスクワとウラジオストクの観光名所が描かれています。

ホームに降りてみましょう。
チケットは電車に乗り込むときに車掌さんに見せるシステムらしく、改札は無し。
この線路の先にモスクワがあるのだそうですが、遙か彼方・・・。

ホーム中央には「モスクワより9288KM」と刻まれた石造りのキロポストが建てられています。

昔昔使われていた機関車が展示されていました。
車体車輪、すべてビッグサイズ!!
巨大な熊を思わせます。シベリアの動物たちも怖じ気づいたことでしょう。

先ほどまで停車していたこの電車。
知らないうちに出発しており、次見た時には姿は無し。ブザーなど鳴らさないのかも。

線路側から駅舎を見る。
堂々たる姿です。

ウラジオストク駅のすぐ東側(裏手)にはウラジオストク港がありました。
この港から週一便、日本の境港まで定期旅客船イースタンドリーム号が運行しています。

ちょうど大型貨物船から船を降ろしている所に遭遇しました。
人影と比べるとその大きさがわかるのでは。

貨物船の奥には先ほど見えた軍艦が二隻。
なぜか潮の香りを感じませんでした。
(つづく)
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