宇都宮を遠く離れ、軽井沢や那須のリゾート地に足を運んだ気持ちにさせてくれる。
「森のフレンチ」と言うコンセプト通り、私の心をときめかせてくれました。
すぐそばに宇都宮環状線が走っているのが嘘のよう。
閑静な空気に包まれ、木々の合間から真っ白な美しい建物が顔を覗かせています。
オープン直後にお邪魔して以来、実に五年ぶり。
一枚板の立派な玄関ドアを開け、気持ちよく店内に入りました。

ここで少し、お店への行き方をお伝えしておきます。
カーナビの住所検索ですと、「下砥上町」の飛び地になっており違う場所に案内されることがあるんです。
宇都宮環状線とさつきロード(鹿沼IC方面に直結する有料道路)との交差点近く。
「三洋製作所入口」の大きな看板が目印。(見える信号機は、押しボタン式の信号機)
入口の矢印通りに路地を進むと左手にお店が見えてきます。

周囲の自然と調和するように、店内も自然素材がふんだんに使われています。
入口のカウンターは、巨大な石を利用して・・・どうやって運び込んだんだろう・・・

メインの一階ホールは、大きな木製サッシから暖かな日差しが差し込みます。
こちらでは結婚式や様々なパーティーなどにも利用できるとか。着席で約35名様まで利用可能。

外の景色を楽しみながら食事を楽しむ・・・。
最高のロケーションです。

あれ?二階席もあるみたい。
お願いして二階に上がらせて貰いました。

見上げたときから興味津々だったのは、巨大な蜂の巣。
大きな方がすでに造り主は居らず、その空き家を鳥が穴を開けて自分の巣にリフォーム済み。
小さな方が昨年作り出し、短期間にここまで作り上げたのだそうです。
オープンから五年。周りの自然と共生しているのが伝わって来ます。

暖かくなると目の前の木々は美しい葉を付け、緑に包まれた空間で食事が楽しめるんだそうです。

あっ、今も巣箱が健在なんだ・・・。
五年前もあった巣箱、嬉しい再会です。

この五年間で、日曜日限定でモーニングを始めたりと様々な進化があったようす。
今回はお祝いの席ということで、ひとり6480円(税込)のAoyakiコースをお願いしました。
どんなお料理が頂けるのか、ワクワク。

自家製パンはお代わり自由。
プレーンと黒ゴマのパンの2種類。バターもありましたが、オリーブオイルと岩塩で。
もちもちとした食感の美味しいパン。

「前菜5種盛り合わせ」
エビとホタテのバジルソース、キノコのキッシュ、フォアグラと自家製フルーツカンパーニュ、マグロと無農薬ネギの焦がしバターソース、そしてグリーンサラダはバルサミコのソースで。
どれも丁寧に作られたお料理が並びました。

「季節のスープ」
熱々のカボチャのスープ。
丁寧に裏ごしされており飲み口はサラリ、味わいは濃厚。

「お魚料理」
真鯛のパートフィロ包み、キノコのソース

サクッと軽快なパートフィロの中には、旨味ある真鯛にオマール海老。
そこに泡状のキノコのソースが爽やかに。

「お肉料理」
牛肉のロースト、マスタードソース
絶妙な火入れ。口にした瞬間柔らかさと甘みが。そして噛むごとにジワーと旨味が広がっていきます。
添えられた野菜達も味が濃い。

「デザート3種の盛り合わせ」
冷たいアイスと熱々のチョコソースのプロフィトロール
クレームキャラメルはなめらかな口当たりと弾力ある食感、苦みあるキャラメルが美味しい
オレンジの皮の苦みが嬉しいクレープシュゼット

最後にドリンクなどを頂き〆。
この日の私は自然を満喫、ハーブティの気分。
普段の忙しい世界を忘れさせてくれる、素敵な時間が流れていました。
○「レストラン AOYAGI」住所:宇都宮市下砥上町56-8
電話番号:028-684-0122
定休日:月曜日、第二火曜日
営業時間:7時30分~8時30分(L.O)日曜日のみ
11時30分~14時(L.O)火曜~日曜日
18時~20時30分(L.O)火曜~土曜日(前日までの予約のみ日曜日の夜も営業)
公式HP
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