2015年度から、宇都宮大学の全学部で新しい学問が1年生の必修科目として加えられるとのこと。
その学問とは
「とちぎ終章学」。
「来るべき超高齢社会をどう生きるか」をテーマに、学んでいくのだそうです。
マスコミなどで超高齢化社会については「問題」として取り上げられ、漠然とした不安を持っている人は多いはず。
それをしっかりとした学問として学ぶことで、不安から行動へ変換させようという試みに期待せずにはいられません。
「幽霊の正体見たり枯れ尾花」。不安、恐怖は無知から来ることが多いですからね。
また宇都宮市を取り上げてみると、2011年の65歳以上の人口比率は19.9%
四半世紀後の2040年には34.5%になると予想されています。
今学ぶ学生達が社会の主軸になる時代には、超高齢化社会は当たり前のことになるのでしょうね。
決して学ぶには早すぎると言うことは無い!
この日は高校の同級生との意見交換会。
お互いあと十数年で高齢者の仲間入りをするということで、話題の中心はまさに「終章学」そのものでした。
会場に選ばせて頂いたのは、ユニオン通りにある「Naomi OGAKI」さん。

初めて二階の個室を使わせて貰いました。
ゆったりと8人は入れ、階段を降りずに二階フロアーにも専用トイレも完備。
ベルが用意され、押せばスタッフが駆けつけるという仕組み。個室利用に対して別途料金は発生しません。

本日のメニューは黒板に。
どれも美味しそうで迷ってしまいそう・・・。ということでひとり五千円でおまかせコースをお願いしました。

まずはのど越し爽やかな泡からスタート。

「トマトの冷製スープ」
と言って運ばれて来たお皿には・・・スープらしいモノが見当たらない。
トマトのジュレの上には、そら豆やオリーブが涼しげに。中央にはバジルクリーム。

全員分のお皿が並んだところで、シェフが一皿ずつトマトのスープで満たしていきます。
お客さんの目の前で完成させるスープ。濃厚なスープの中見も事前に確認できるので味わいの整理もつきやすい。
濃厚な甘みと酸味、ジュレとスープバジルクリームが混じり合い最高。
胃が動き出し、食欲を誘う一品からのスタートです。

「沖縄赤いか炙りとタブレ」
レモンドレッシングが爽やかなサラダ仕立て。フランスの天日塩「フルール・ド・セル」で味を調整。
モッチリとした赤いかと、タブレ(クスクスのサラダ)の組合せが、実に楽しい~。

「3色揚げ茄子とひよこ豆のペースト」
ソースは鶏の出汁とオリーブオイルを乳化させたモノ。
とろりと口の中でとろけて行くような揚げ茄子。どこか和食を頂いているようで心落ちつく。

「茂木産アスパラガスのクラフティー仕立て」
絶妙な甘みと塩気。食事系の一品がここで登場。皆でとりわけしてペロリと完食。

次に運ばれて来たのは・・・えっ?カレーパン???
それもみんなで一個を争奪するの???
今回も驚きの一品が登場しました!!

カレーパン(!?)にナイフを入れると、そこからとろ~りチーズが溢れ出してくるではないですか。
それも男子高校のロッカーから漂う男汗のニオイも・・・。
「マンステールのフライ」
フランスアルザス地方を代表するウォッシュチーズ「マンステール」。
とろとろをそのまま食べても、じゃがいもに付けても最高!!私の壺に填りました。臭さも愛おしい~。

「天然真鯛のロースト シュークルート添え」
ソースはマスタードクリームソース。
オーブンで焼き立て!!分厚く切り分けた真鯛は絶品。ソースもみな大絶賛。

「栃木県もち豚肩ロースのブレゼ」
肉の弾力を残しつつ、実に柔らかい・・・絶妙な食感にビックリ。

「フランス産セップ茸のスペッツェル」
ポルチーニのフランス語名「セップ」。
ちなみにドイツ語では「シュタインピルツ(石きのこ)」と呼ばれ、西欧人が大好きなきのこ。もちろん私も大好き。
アルザスのパスタ「スペッツェル」にみんな大感激。

最後は「白桃のポシェとヴァニラアイス」で。

この日も飲み過ぎて、メモの後半には解読不明の文字がズラリと並びました。
お付き合い頂きありがとうございました。あれ?一緒に行った二軒目の記憶が飛んでいる・・・。
真剣に「終章学」を学ぶ必要があるのは、私自身かもしれませんね。
○「Naomi OGAKI」住所:宇都宮市西1-1-2
電話番号:028-680-4446
定休日:火曜日(他、月1回お休みを頂きます)
営業時間:18時~25時
公式HP、
栃ナビHP
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