2014年1月で60周年を迎えた「宇都宮グランドホテル」。
鎌倉時代、宇都宮城主だった藤原宗円ゆかりの場所で、
江戸時代は藩主戸田忠真、明治時代は陸軍大将鮫島重雄の別邸として使われていました。
ホテルを開業してからは、昭和天皇・皇后両陛下を始め多くの皇族の方がお越しになられています。

二万坪の大庭園。
毎年「
夏祭り」が行われ、たくさんの打ち上げ花火が楽しめます。今年は明日7月19日~21日の三日間の開催。
庭園には多くの屋台が出て、日替わりのアトラクションも用意されているとか。
我が家からも打ち上げ花火を見ることが出来、会場の外にいる街の住人達にも夏の楽しみになっています。

庭園の一角にある、大谷石の蔵。
2014年6月4日にこの蔵を使い、「石蔵BAR 春夏秋冬」がオープンしました。

ホテル正面玄関から入ると一番奥。
平安の間と呼ばれる大宴会場を過ぎ、割烹 陽南荘へ向かい通路の途中に入口が。

蔵の内部には落ちついた雰囲気の7席のみのカウンター席。
中央に開けられた窓からは、庭園の緑が店内の一部として借景を楽しむことが。
夜にはライトアップされた庭を店内から堪能出来るのだそうです。

団体様用に、隣の部屋はソファー席になっています。
この日は二十名近い予約が入っているのだそうです。

こちらのBARは禁煙。
たばこの煙が苦手な方も安心して利用できます。
チャージ料は500円。ナッツ類がお通しとして出されます。

ドリンクは1000円~。別途消費税と10%のサービス料が取られます。
チーフバーテンダーの小林清貴さんは全国バーテンダー技能競技大会で総合優勝などされた実力者。
長年横浜で活躍されていた方で、大会を通じ宇都宮市内のバーテンダーさん達とも以前から交流があったとのこと。
落ちついた語り口で、リラックスしてお酒を楽しむことが出来ました。
最初の一杯は、チーフバーテンダーの小林さんオリジナルカクテルを頂くことにしましょう。

「ポーカーフェイス」1200円(税・サ別)
オレンジ香料のウィッカ、アブソルート マンダリンをベースにしたカクテル。
キリッと切れる甘さ。飲んだ後甘さが口に残らず切れ味抜群。
カクテルの表面には庭の緑が映り込み、格別な一杯になりました。

「ピクルスとオリーブのマリネ」600円(税・サ別)
酒飲みには最高の一品。

二杯目は同じくオリジナルカクテル「アンタッチャブル」1200円(税・サ別)
禁酒法解禁の翌年に販売され人気になったシーグラム・セブン・クラウンを使用。
ホワイトラムやカシスリキュールも使い、独特の味わいが記憶に残る。

松田優作さんなど著名人が好んで飲まれていたというOLD CROWのバーボンソーダ。
柔らかい風味のバーボン。何杯でも飲めそう~。

最後はメニューの中で気になっていたJapanese Martini(日本酒ベースのマティーニ)を。
那須の日本酒、大那をベースにしたカクテル。
「夏~NATSU」1000円(税・サ別)を最後の一杯にしよう~。
この日は大那とスイカを使って、ほんわか優しいお酒に仕上げてくれました。
○「石蔵BAR 春夏秋冬」住所:宇都宮市西原町142
電話番号:028-635-2111
定休日:無休
営業時間:17時~23時(L.O22時30分)
公式HP
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