オリオン通りの八百藤ビルから徒歩一分。
一八さんの場所に今年四月に移転した「御りょうり荒川」さん。
お店の名前も「一八<ARAKAWA>」と改め、街中の貴重な会席料理のお店として暖簾を揚げています。
前回は夜にお邪魔したので、是非昼も・・・と思っていました。

やっと実現。
お店は新館と旧館に分かれています。上の写真でいうと、左側が新館、右側が旧館。
お昼も夜も、新館、旧館で若干内容が違っています。
旧館のランチは「半月弁当」1800円(税別)~。

新館は「松花堂弁当」3000円(税別)~となっています。

前回は旧館の二階にある個室を使わせて貰いましたので、今回は迷わず新館の暖簾を潜りました。

新館はカウンター席とテーブル席。
以前の「御りょうり 荒川」さんはテーブル席オンリーで、最後に調理場から出てきたご主人と一言二言交わす程度。
でも新しい「一八<ARAKAWA>」さんの新館では、カウンター越しにご主人の仕事を垣間見ることが出来ました。
そして色んな話をさせて頂き、充実した昼のひとときになりました。

前置きが長くなってしまいました。
ではお料理を紹介。
「とうもろこし豆腐」
口にした瞬間、真夏のぎらぎら輝く太陽が目に浮かんできました。
そう、モッチリとした食感の中にとうもろこしの風味がギュッと詰め込まれているんです。
季節を先取りした気分。最初の一皿目から、ときめかせて頂きました。

「蒸し鯛のお吸い物」
気持ちいい柚子の香り。なんてスッキリと、そして旨味溢れるお吸い物なんだろう。
蒸し鯛はほっこりふんわり。体に染みこむ美味しさです。

松花堂弁当のように、十字に仕切られた美しい大皿が。

八寸は目にも舌にも楽しませて貰える。
薄味で上品な味付け。年配者や女性に荒川ファンが多いのも頷けます。
私もそんな年配者のカテゴリーに加入させて貰える年頃になったのか、心地いい味わいです。

酢の物には帆立も添えられています。
酢特有のトゲが取れてまろやか。

揚げ出し豆腐と蟹真丈は熱々。

熱々煮物は、心がほっこりさせられました。

別添えにはお造り。
先ほどご主人が包丁を入れていた鮪や鮹、烏賊など。さすがにイイ食材を使っています。

ご飯はお代わりOK。
赤出汁と香の物が添えられてます。

デザートは「柚子羊羹」
なんてまろやかな舌触りなんだろう~。甘さも控えめ、スッキリ美味しく頂けました。

最後にコーヒーを頂き〆。
ゆっくりと時間が過ぎ、街中にいるのを忘れさせてくれました。
○「一八<ARAKAWA>」住所:宇都宮市江野町3-3
電話番号:028-632-6101
定休日:月曜日
営業時間:11時30分~14時、17時~21時
公式HP、
栃ナビHP
- 関連記事
-
コメント