都内の超高級ホテルの料理長を歴任。
那須の二期倶楽部では取締役統括料理長を務められた宮崎シェフが、オーナーシェフとしてお店をオープンさせたのは2013年9月11日。是非お邪魔してみたいと思いながら、月日が過ぎてしまいました。
ついにその日が訪れました。
黒磯・板室ICを降り、那須ガーデンアウトレットを横目に見ながら進むことしばし。
街道から一本入った場所にあり、周囲の緑を満喫させて貰いました。

高原の林に囲まれるように、突然視界に飛び込んできました。
お店の名前は「美食工房 ラトリエ・ムッシュー」。

まるで大木が生え出たようなオーバーハングした素敵な建物。
素敵な食事が始まるのを予感させてくれます。

こちらのお店は完全予約制のお店。
但し席があればお通しできることもあるとのことですので、是非電話でお問い合わせしてみてくださいね。
お昼は3000円~、夜は8000円~。
土日祝日は14時30分からはアフタヌーンティーを1800円で楽しむことも出来ます。(すべて税別)
階段を登り店内に。
中央にキッチンが配置され、それを囲むようにカウンター席が配置されています。
(奥には個室も完備されていました。個室のみサービス料あり)
厨房はカウンターから一段下がっており、料理人の手先まで見ることが。
ピカピカの厨房には様々な調理機材が整備され、期待が高まります。

私達が座った奥のカウンター席。
目の前が宮崎シェフの定位置という絶好の場所。細やかに動きで、料理が組み立てられる状況が楽しめました。
窓からは那須高原の緑が・・・借景の趣。料理に彩りを添えてくれます。

せっかく来たので、「ムッシュ・スペシャルコース」7000円(税別)を。
一皿目から、春の那須高原らしく爽やかに。
周囲には地元の有機野菜達が美しく並びます。
古代の塩と共に頂きます。シャキシャキとしていて瑞々しい~。

中央には海の幸が。自家製スモークした帆立や貴重な知床のときしらずなどなど。
ヴィネガーライスが敷かれており、まさにムッシュー風ちらし寿司。
ワサビと菜の花のソースで軽快にまとめられ、前菜にはピッタリ!!

二皿目もローズマリーが春の彩りを添えています。

キャベツの巻物の中には・・・筑波の鴨もも肉とレンズ豆がギッチリ。
鴨も柔らかくコンフィされ、レンズ豆との食感も絶妙。

魚料理はクロムツ。
白エビや白蛤、そら豆が添えられ、トマトと香草のソースとサフランのソースが。
ふっくら繊細に焼き上げられたクロムツはピュアな味わい。
そこに二色のソースをまとわせると・・・一気に貴婦人に早変わり。

「ヨモギと新玉葱の蒸しパン」
新緑の美しさがお皿の上に。玉葱の甘さが際だちしっとり美味しい。

「大田原産黒毛和牛A5」が贅沢にもビーフシチューのようにじっくり煮込んで。
地元の白アスパラも添えられています。
どこか懐かしくオーソドックスに見える料理達。
でも口にしてみると、そこには未知の感動が待っていました。
食後に宮崎シェフに尋ねてみると、「温故知新 温新知故」を心がけているとのこと。
なるほど!!ワクワクさせられる~。

デザートは「春菊のブランマンジェとラベンダーのヨーグルトアイス」

「トマトとフルーツのガスパチョ風」が添えられており、このまま飲んでも、デザート皿にかけてもどちらでもイケル。

コーヒー、紅茶、ハーブティーで〆。
心も体もリフレッシュさせて貰いました。

私達を見送るため外まで出てきてくださった宮崎シェフ。
宇都宮市内から高速で3~40分。
「今度奥さんも連れてこなくちゃ」というUさんの一言が印象的でした。
○「美食工房 ラトリエ・ムッシュー」住所:那須塩原市高林1721-101
電話番号:0287-73-8550
定休日:月曜日、第二、四火曜日(祝日の場合は営業、翌日お休み)
営業時間:(要予約)11時30分~15時、18時~22時
(土、日、祝日は、14時30分~16時30分のアフタヌーン営業も)
公式HP、
公式フェイスブック、
栃ナビHP
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コメント
haru
本当にステキなお店です。
poolさんのブログを見て、また最高に行きたくなってしまいました。
2014/05/28 URL 編集
pool
> わたしがお邪魔したのは去年の11月でした。
> 本当にステキなお店です。
> poolさんのブログを見て、また最高に行きたくなってしまいました。
いい季節になりました。また行ってみてくださいね
2014/05/28 URL 編集